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「さつき新聞」

 ふとしたきっかけで、私が昔作っていたファンジン「さつき新聞」を思い出しました。創刊号(1987年1月1日発行)から休刊号(同年4月15日発行)まで、全11冊を発行。B4判の片面コピー1枚という、お手軽&冗談ファンジンです(第8号のみ両面コピー)。
 よく覚えていませんけれど、初めてワープロなるものを買い、嬉しくて何か作りたくなったのだと記憶しています。ワープロといっても、液晶1行表示の単漢字(だったか単文節だったか)変換。いまだったら、絶対に使う気にならない代物でした。
 毎号、とんでもない価格をつけましたが、これはもちろん冗談。そこらへんで目についたチラシの価格部分を切り貼りしていました。電化製品の価格が多かったですね(笑)。実際には20円(当時のコピー料金)で販売していました。よく覚えていませんが、毎号20部くらいコピーしていたでしょうか。
 創刊号と休刊号(第11号)をご覧に入れましょう。以下の画像、クリックすると拡大表示されます。
さつき新聞・創刊号.jpg
さつき新聞・休刊号.jpg
 以下、余談。
 私が昔作ったファンジンといえば、『《世界大ロマン全集》解説総目録』(→この記事参照)。
 先日、友人に「ヤフオクに出ていて、けっこう高値になってたよ」と教えてもらいました。へえ、びっくり。
 このファンジン、私が学生時代に作ったものですが、まだ在庫があります。6年前、ちょっとしたご縁で古書店「あやかしや」さんに委託販売しました(→ここ)。20部納品したのだったか(←不確か)、あっという間に売り切れたという連絡があり、驚くとともに嬉しかったのを覚えています。追加納品することも可能でしたが、面倒臭くて(笑)、打ち止め。
 そんなわけで、まだ残っております。ご希望の方はメールください。1冊600円(+送料。あやかしやさんでの販売価格と同じ)でお譲りいたします。申しわけありませんが、プライベートで付き合いのある方限定とさせてください。存じ上げない方とこういうやりとりをすることには抵抗があるので。
 ついでに書いておくと、『ベムAGAIN』(→この記事参照)も在庫あります。こちらは1冊500円(+送料)。
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『闇の殺人ゲーム』ほか

 本を買ったり、いただいたり、差し上げたり……。
◎堀啓子『日本ミステリー小説史 黒岩涙香から松本清張へ』中公新書(14)
◎マーガレット・アトウッド『闇の殺人ゲーム』北星堂書店(02)
◎荒巻義雄『定本 荒巻義雄メタSF全集 別巻 骸骨半島 花嫁 』彩流社(15)
日本ミステリー小説史.jpg 闇の殺人ゲーム.jpg 骸骨半島・花嫁他.jpg
◎田辺貞之助『新フランス小話集』高文社(60/4刷)
◎田辺貞之助『世界笑談録』高文社(66)
◎木田雅三『お笑い・ヴァン・デ・ヴェルデ』青樹社(66)
新フランス小話集.jpg 世界笑談録.jpg お笑い・ヴァン・デ・ヴェルデ.jpg
◎武野藤介『うわき読本』第二書房(62)
◎「風の翼」40周年記念号(14)
◎詩と絵=クリス・モズデル、訳=谷川俊太郎『77のバカバカ詩』マガジンハウス(93)
うわき読本.jpg 風の翼.jpg 77のバカバカ詩.jpg
 Aさん、Oさん、ありがとうございました。
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映画『恐怖の溶解人間』

 また今夜も、買ったきり観ていないDVDをば。

 映画『恐怖の溶解人間』を観ました。1976年の作品。
 何やら怪しげなウイルスを研究している科学者が失踪し、時を同じくして奇怪な連続殺人事件が起こります。どう見ても人間の仕業ではない。もちろん犯人は溶解人間で、その正体は言うまでもなく……。
 溶解人間の顔は、1977年の映画『溶解人間』の溶解人間とよく似ています。何か関係があるのでしょうか。ちなみに、『恐怖の溶解人間』の原題は“Panic”、『溶解人間』は“The Incredible Melting Man”です。
 この手の映画、さすがに飽きてきました(笑)。
恐怖の溶解人間.jpg 溶解人間.jpg
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映画『メタモルフォシス 恐怖の生体実験』

 昨夜の『美しき生首の禍』に続き、以前に買ったきり放置してあるDVDを観ようかと考えた結果、『メタモルフォシス 恐怖の生体実験』を観ることにしました。マッドサイエンティストつながりです。1989年の作品。


メタモルフォシス.jpg 主人公は不老不死薬の研究をする科学者です。いろいろあって、自らを実験台に血清(未完成!)を試すことになります。その方法は、眼球への注射! 注射針の先端が眼球に迫ってくるシーンでは思わず『サンゲリア』を思い出したりしますが、それはともかく――
 そんな無謀な実験をしてしまったら、その先に待っているのは破滅しかないわけですね。
 楽しみは肉体が変化していくプロセス、そして結末です。ジャケットに、
>考えられないラストの衝撃は一見の価値あり。
 と書かれていて、結末への期待はいやが上にも高まります。
 かなりハードルを上げたのですが、いやいや、これは参りました。
 まさに考えられないラスト! 驚きました。確かに「一見の価値」はあります。
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『21世紀失楽園』カウントダウン!

 山本孝一さんから情報をいただきました。
 宮崎惇『21世紀失楽園』(戎光祥出版)が11月13日に発売!
 をををををを! 今年5月31日、刊行予定と聞いたときから楽しみにしていました(→この記事)。
 アマゾンをチェックしますと、すでに登録されていました(→ここ)。これはほぼ間違いないでしょう。

幻のミステリ作品群に再び光を当てるべく発刊され、ファンの皆様にご好評を頂いている「ミステリ珍本全集」、シリーズ第10弾となる本書では、昭和30~50年代にSF、ミステリ、時代小説の各分野で活躍した宮崎惇氏の幻の作品群を集大成。貴重な私家版作品集『21世紀失楽園』『金毛九尾秘譚』の他、未刊行短篇やSF絵物語を一挙に収めました。ハイクォリティな宮崎作品をまとめた本書は、すべてのミステリファンにお勧めできる1冊です!

 あと1ヶ月あまりか~。わくわく。わくわく。わくわく。
 宮崎惇著作リストはここに。
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映画『美しき生首の禍』



美しき生首の禍.jpg 映画『美しき生首の禍』を観ました。1962年の作品。だいぶ前に買ったきり放置してあったDVDです。
 主人公の天才外科医(というより、マッドサイエンティストですな)は婚約者とドライブ中、事故に遭います。自分は無傷だったものの、なぜか彼女は首チョンパ状態に。彼は首を持ち帰り、施術。命を取り留めます。
 首だけじゃダメだ。胴体も欲しい。――このあとの展開は想像できますね。ええ、その通りです。
 楽しかった~。

 以下、どうでもいい話。
【1】首だけ女を見て、『俺はご先祖さま』のマリアンを思い出しました。顔立ちも、このタイツみたいな被り物も。DVDジャケットでは黄色いタイツですが、映画はモノクロですから白いのです。
【2】首が喋っているのを見て、久しぶりに『死霊のしたたり』を観たくなりました。この記事にも書きましたが、大好きな映画なんです。
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映画『幻の惑星』


 そんなわけ(→前の記事参照)で、映画『幻の惑星』を観ました。1961年のアメリカ作品。
 本格的なSFっぽい雰囲気で始まり、期待させます。
 小人の惑星(レイトン)に不時着した宇宙飛行士、そのときはリリパット国に漂着したガリバー状態ですが、よくわからない理論により身体縮小。レイトン人(なぜだか地球人そっくり)と同じ大きさになります。これまたよくわからない理論で住民との会話はスムーズに。いやはや、ご都合主義の塊ですな(笑)。
 なぜだかこの宇宙飛行士が重用されるという不思議な展開で物語は進みます。
 そんな折、レイトン星はソラライト人の襲撃を受けます。ソラライト人というのは、まさに醜悪なモンスター。この造形はなかなかよくできています。どうやらこれがリチャード・キールらしいですけれど、顔が見えません(笑)。
 いろいろあって、最後は宇宙服のボンベに残っていた空気(地球の酸素)を吸って、元の大きさに戻ります。で、仲間に救出され、無事に地球に帰還。
 う~~~~む、1961年の映画ですか。50年代前半でしたら拍手喝采なんですけれど、60年代となると……。
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『モンスターズ』

 近所のブックオフを散歩。久しぶりに嬉しい収穫がありました。
◎B・J・ホラーズ編『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』白水社(14)
 ショートショートを含むモンスター・アンソロジー。知らない作家、作品がどっさり。
◎DVD『幻の惑星』
 1961年の作品。全然知りませんが、
>リチャード・キール(007シリーズの“殺し屋ジョーズ”)が宇宙モンスター役で映画初出演
 へえ。
>60年代SF色が非常に強いが、内容はサイエンス・ファンタジーであり“ガリバー旅行記”の宇宙冒険版とも言える
 これは買います!
モンスターズ.jpg 幻の惑星.jpg
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『ハイカラ神戸幻視行』の続編?

ハイカラ神戸幻視行.jpg サイン.jpg
 ふと思い出しました。――西秋生さんの『ハイカラ神戸幻視行 コスモポリタンと美少女の都へ』神戸新聞総合出版センター(09)には続きが存在するのではなかったか。
「神戸新聞」で続きを連載しているとか、そんな話を聞いたことがあるような気がするんですよね。ネット検索してみましたが、かすりもせず。
 何かご存じの方がおられましたら、どうぞご教示を。
 よろしくお願いいたします。
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クライマックスシリーズ

 プロ野球のクライマックスシリーズというのは、まあ、なんですね。たとえばオリンピックで――
 とりあえず金銀銅メダルは決まった。これから代表者を決めようぜ。銀と銅が戦って、その勝者が金と戦う。勝ったほうが代表だ。文句あるまい。――って、いったい何の代表なんだろう(笑)。
 クライマックスシリーズは必要悪と思っていますが、それはさておき。
 今年はいろんな意味で、例年以上に興味深いですね。
 パ・リーグの3位となったロッテ。私は昔からパ・リーグではロッテを応援していますので、(クライマックスシリーズの是非は別として)こっそりと喜んでおります。ロッテは2005年にはシーズン2位から日本一、2010年にはシーズン3位からの日本一。ファンの間では5年周期のゴールデンイヤーなんて話も出ているようです。
 今年は、その5年周期にあたる2015年。ペナントレースで大きく離された日本ハム、ソフトバンクを破って日本シリーズに出場した日にゃ……(笑)。ソフトバンクとなんて、20ゲーム差!
 セ・リーグはまだ3位チームが決まっていません。広島だったら勝率ちょうど5割。阪神だったら勝率5割以下のチームがクライマックスシリーズに出場することになります。
 ここはぜひ阪神に! 巨人、ヤクルトを破って日本シリーズへ。そしてパの代表チームも破り、日本一になってほしい。シーズンで負け越したチームの日本一! これはすごい(笑)。
 ロッテ対阪神の日本シリーズ(ペナントレース3位同士)になったりしたら、あははははははは。
 私、セ・リーグでは巨人を応援していますから、ロッテか巨人が日本一になるのが嬉しいことは嬉しいのですけれど、このシステムで日本一と言われても全く納得できません。クライマックスシリーズなるトーナメント戦(ペナントレースよりも遙か格下)の優勝としか思えないのです。いやまあ、短期決戦というのは面白いことは面白いので、観ちゃいますけれどね。

 クライマックスシリーズ自体はあってもいいんですが、ちゃんとした日本シリーズを観たいのです。クライマックスシリーズを勝ち抜いたチームではなく、両リーグのペナントレース覇者同士の。
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創元推理文庫のカバー

 YOUCHANさんのコメント(→この記事)を得て、ふと思いました。
 創元推理文庫って、昔は背に分類のロゴマークが付いていたんだなあ。でも、たま~にマークの付いてないカバーもあったなあ。
 たとえば、フレドリック・ブラウン『73光年の妖怪』。以下は「1963年10月27日 初版」と「1970年3月13日 16版」です。
73光年の妖怪(初版).jpg
73光年の妖怪(16版).jpg
 この本に限ったことではなく、おぼろげな記憶ですが、コナン・ドイル『クルンバーの謎』もマークなしバージョンがあったと思います。ほかにもあるでしょう、きっと。
 初版でマークがあって重刷でなくなるというのは通常では考えられず、編集のミスではないかと推測しているんですけれど、どうなんでしょうね。
 マークといえば、ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』も面白いです。
 最初は猫マークだったのに完訳時には帆船マークに。そのとき、カバーの色が紺色から赤に変更されたのですが、そのあとには青に変わり……。以下は「1967年12月22日 11版」「1971年7月9日 再版(完訳)」「1991年1月25日 21版」です。
吸血鬼ドラキュラ(11版).jpg
吸血鬼ドラキュラ(完訳・再版).jpg
吸血鬼ドラキュラ(完訳・21版).jpg
 こういったカバーの色違いバージョン、持っていても仕方がないんですが、見かけて気が向くと、つい買ってしまうこともあるという、私はアホです。
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『夢都傳説』

 西秋生さんに思いを馳せていて、ふと以前に大熊さんが西さんの長編『夢都傳説』を(ハヤカワSFシリーズもどきで)手作りされたことを思い出しました。→ここに画像
 私も欲しいなあ。でも、作ってもらうのは申しわけないなあ。表紙画像と本文のデータをいただければ、自作しちゃうんだけどなあ。と問い合わせてみましたら――
 3部限定の予定だったが、2部しか作っていない。データを保存してあったUSBメモリが壊れてしまって、もう作れない。
 うぎゃ。
 しか~し、そんなことで諦める私ではありません。ちょこちょこと作業し、こんなものを作りました。
 ジャーン!
夢都伝説.jpg
 あ、いや実は、表紙デザインの際にはあれこれ相談を受け、そのときどきの画像データをいただいていたんですよね。――これを使って、夢都傳説ノート(要するに本文白紙)を作っちゃえ、とまあ、そんなわけで。
 あっという間に完成した次第です。大熊さんの作られた完成品とは細かい部分が異なりますが、そんなのは些細なこと。もう、これで充分に満足です。

『夢都傳説』はここで読めます。

【追記】10月7日
 実は、こっそりと夢都傳説メモ帳も作っておりました(下の画像、左側)。もちろん中身は白紙。ノートとはサイズが違うだけです。
夢都傳説.jpg
 こちらは複数作り、関係者に進呈いたしました。
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『別冊田中圭一 第2号』ほか

 北原尚彦さんから、代理購入をお願いしておいた本が届きました。いつもありがとうございます。
 あまりにも大きさが違いますので、この記事では書影の縮小率を変えます。
◎石野重道『彩色のある夢の破片』盛林堂ミステリアス文庫(15)/A7判
 あ、発行日が私の誕生日だ。なんだか嬉しい(笑)。
◎グザヴィエ・フォルヌレ『草の中のダイヤモンド』盛林堂ミステリアス文庫(15)/A7判
◎稲垣博訳『ダンセイニ卿 初期短篇 七篇』ペガーナワークス(奥付なし)/A5判
彩色ある夢の破片.jpg 草の中のダイヤモンド.jpg ダンセイニ卿初期短篇七篇.jpg
◎田中圭一『別冊田中圭一 第2号』はぁとふる売国奴(15)/B5判
『妖怪人間ベム』ネタは私の超ツボ!
◎『ハナアルキ飼ってみた。』リノグラデンティア(15)/B5判
別冊田中圭一第2号.jpg ハナアルキ飼ってみた.jpg
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アニメ「ミノタウロスの皿」

 ネットサーフィンをしていて、何やら「ミノタウロスの皿」が話題になっていることに気がつきました。ブレンディのCMがその原因の様子。
 動画検索しました。

 あ、なるほど。確かに。
 賛否両論あるようですが、まあこれは昔からSFにある人類家畜テーマ。特に感想はありません。
 久しぶりにアニメ「ミノタウロスの皿」を観ることにしました。やっぱり藤子・F・不二雄のSF(Sukoshi Fushigi)短編はいいですね。ほかの作品同様、これも傑作と思います。
ミノタウロスの皿.jpg
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『親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選』ほか

 古書即売会および古本屋にて――
◎奥野他見男『おへその宙返り・おなかの逆立ち』白羊社(1919年/大正8年)
◎桑田次郎『怪奇大作戦【桑田次郎版】+学園名主』マンガショップ(05)
『怪奇大作戦【影丸・中城版】マンガショップ(05)は所有。これで2冊揃いました。
◎戸板康二『新々ちょっといい話』文藝春秋(84)
 このシリーズを買うのは、 『ちょっといい話』文藝春秋(78)、『新ちょっといい話』文藝春秋(80)に続いて、これで3冊目です。残るは『人物柱ごよみ 第四ちょっといい話』文藝春秋(91)だけです。まあ、文庫(全4冊)が揃っています(→この記事に書影)ので、特に必要ということもないのですが。
おへその宙返り・おなかの逆立ち.jpg 怪奇大作戦.jpg 新々ちょっといい話.jpg
◎『少年小説大系 第20巻 南洋一郎集』三一書房(92)
『バルーバの冒険』第5部・第6部(完結篇)も収録されています。第1部~第4部までは『少年小説大系 第6巻 南洋一郎・池田宣政集』三一書房(88)に収録(こちらは発売時、新刊で購入)。この本、買う気はなかった(→この記事参照)のですが、ついふらふらと(苦笑)。
◎ヒューゴー・ガーンズバック『ラルフ124C41+』ハヤカワSFシリーズ(66)
 背を見た瞬間、すさまじい違和感に襲われました。
 この本、銀背だったっけ? 背のタイトル、算用数字だったっけ?
 で、手に取り、裏表紙(表4)を見ますと、さらに巨大な違和感。――なんだ、この「ハヤカワ・SF・シリーズ」の強烈な自己主張は!
 そこで、はっと気がつきました。いつだったか、ハヤカワSFシリーズの何冊かが復刊されたことがあります。この本、その1冊なのですね。奥付を見ましたら、「1995年9月30日再版発行」と。
 うちの本と比較するため、買うことにしました(笑)。
 下の画像、左が初版(1966年発行)、右が再版(1995年発行)です。
南洋一郎集.jpg ラルフ124C41+.jpg
親しい友人たち.jpg 新刊書店にて――
◎高崎俊夫編/山川方夫『親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選』創元推理文庫(15)
◎早川書房編集部編『海外SFハンドブック』ハヤカワ文庫SF(15)
◎日本SF作家クラブ編/巽孝之監修『国際SFシンポジウム全記録 冷戦以後から3.11以後へ』彩流社(15)
 国際SFシンポジウム・名古屋大会には参加しました(→この記事)。懐かしくて購入。
◎『コミック 天才バカボンの時代なのだ! 赤塚不二夫生誕80周年』少年画報社(15)
 なんと巻頭には「天才バカボン」の新作が! その絵を見た瞬間、購入を決めました。ちなみに、吉勝太とフジオプロの作品。
海外SFハンドブック.jpg 国際SFシンポジウム全記録.jpg 天才バカボンの時代なのだ!.jpg
 たくさん買い、ほくほくと帰宅したら、西秋生さんの訃報が……(涙)。
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訃報:西秋生さん

 今日は朝から古本三昧。古本買って新刊買って、帰宅したら郵便受けに北原尚彦さんからの封筒(中身はもちろん本)があって、さて、ブログに記事を書こうかと、嬉々としてパソコンを立ち上げたら……。
 西秋生さんの訃報メールが届いておりました。別ルートで、お二方から同内容のメールが届いていましたから、誤報ではないでしょう。先月28日歿。
 西さんに関しては、この記事をお読みください。1954年生まれ。まだまだ若いです。
 西さんと会うのは昨年11月(→この記事参照)が最後になってしまいました。例によって、豪快な飲みっぷり。とてもお元気そうだったのに……。
 ショックが大きすぎます。
 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 西さん……。ダメだよ。早すぎるよ……。

【追記】
 深田亨さんが訃報記事を送ってくれました。ありがとうございます。
西秋生・訃報記事.jpg
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TVドラマ『快獣ブースカ』


 ほおほお、東京方面では『快獣ブースカ』が再放送されますか(→このサイト参照)。
 ブースカ! 懐かしいなあ。子どものころ、とっても楽しく観ていました。大人になってからも再放送を観ましたね。何年か前、古いビデオテープをチェックした際、ブースカを録画したテープを発見。DVDに焼きました。いま確認してみましたら、全部で5話。第1回、最終回、それにチャメゴン誕生といったところがありました。まったく覚えていませんが、エピソードを選んで録画していたようです。
 残念なことに今回、名古屋では放送がありません。なんだか悔しいので、東京に先んじて(笑)、現在、第1話を再生中。それを横目で見ながら、この記事を書いている次第です。
 いやあ、懐かしい!

【追記】
 ウィキペディアによると、初回放送は1966年11月9日から1967年9月27日までとのこと。私は9歳。番組のターゲット、ど真ん中の年齢だったかも。
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『10月はたそがれの国』

 ついでに、これもやっておきましょう。
◎レイ・ブラッドベリ『10月はたそがれの国』創元推理文庫(65)
 うちにはこの本が3冊あります。理由は簡単。カバー・デザインが違うからです(笑)。

 創元推理文庫/1965年12月24日 初版
初版.jpg
 創元推理文庫/1975年7月11日 18版
18版.jpg
 創元SF文庫/1997年3月7日 57版
57版.jpg
 ほかのデザインもあるかもしれません。見かけたら買ってしまいそうな……(笑)。
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『10月1日では遅すぎる』

 ブログを始めて、ずいぶん経ちますが、まだ一度もこれをやっていないことに気がつきました。
 思いついたときにやっておきましょう。
◎フレッド・ホイル『10月1日では遅すぎる』ハヤカワSFシリーズ(68)
10月1日では遅すぎる.jpg
 2015年では遅すぎる?
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『超短篇小説序論』

 今朝、ネット・サーフィンしていて、目に飛びこんできたイチローの言葉。
「何年かプロでレギュラーをやっていると(野球が)難しくなってくる。難しさだけが感触として残っていく。それがメンタルをむしばむというか、そういうことを体験する」
 うわあ。野球と小説は違うし、もちろんレベルも違うけれど、わかるような気がするなあ。
 胸に響きました。

 さて、本題です。
 昨夜、ふとしたことで中国の微型小説(ま、ショートショートですね)に思いが及びました。何気なくネット検索してみたら――
◎渡邊晴夫『超短篇小説序論―中国的微型小説与日本的掌篇、Short-short』DTP出版/2009年12月
 へえ。こんな本が出てたのか。知らなかったな。
 同じ著者の『超短編小説序論 中国の微型小説と日本の掌篇、ショートショート』白帝社(00)は持っています。ショートショート研究の貴重な資料です。(集英社新書『ショートショートの世界』にも、ちらっと書名を挙げています。66ページ)
 これの再刊かなあ。だとしても、こういう本は手元に置いておきたいなあ。もしかしたら増補されているかもしれないし。
 迷わずネット注文し、一夜が明けました。で、なんとなく詳細検索。
 あ、やっぱり白帝社版の再刊だったか(ちょっぴり残念)。おお、増補されているのか(嬉しい)。――と、ここまでは想定内でした。ところが!
 うぎゃ。もしかして、これ、中国語訳? よ、読めない……。
 ボーゼンとしております。いやまあ、それでも、手元にあれば嬉しい本ではあるので、よしとしましょう。こうしてブログのネタにもなりましたし(苦笑)。
 本が届いたら、この記事に【追記】を書きます。
超短編小説序論.jpg 中国幻想ものがたり.jpg 中国科学幻想文学館.jpg
 白帝社版を書棚から取り出してきました。ついでに、そのへんに並んでいた本も。
◎井波律子『中国幻想ものがたり』大修館書店・あじあブックス(00)
◎武田雅哉+林久之『中国科学幻想文学館(上下)』大修館書店・あじあブックス(01)
 いずれも、まさに労作・名著であります。
超短篇小説序論.jpg
【追記】10月3日
 届きました。思いっ切り漢字が並んでおります(苦笑)。
 読めませんけれど、人名くらいはわかります。日本語版では「都筑道夫」が「都築道夫」となっていて、気になっていました。確認したところ、「都筑道夫」と訂正されていて、ほっ。
 この本のこと、『日本ショートショート出版史』に付け加えました。
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