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古本三昧

 名古屋古書会館の即売会に行ってきました。今年2度目の開催ですが、私が行くのは今年初です。ついでに会館近くの古本屋を回り、帰りにはブックオフ2軒、それに新刊書店にも立ち寄りました。
 おお! 古本三昧の1日! もちろん今年初めて!
◎ジェイムズ・サーバー『虹をつかむ男』ハヤカワepi文庫(14)
 この記事参照。今日買った本で新刊はこれだけです。
◎日野啓三『天窓のあるガレージ』福武文庫(87)
 6編収録の短編集。表題作は「コンクリートガレージの宇宙船に乗りこんだ少年が、異界の光と交感する幻想的な都市小説」とのこと。これに惹かれました。
◎H・G・ウェルズ『タイム・マシン』角川文庫(66)
 7編収録の短編集。タイトルにナカグロがはいっているところが時代を感じさせます。
虹をつかむ男.jpg 天窓のあるガレージ.jpg タイム・マシン.jpg
◎陳舜臣『新西遊記(全2巻)』講談社文庫(78)
『西遊記』、大好き!
◎国語問題協議会監修『崩れゆく日本語 あなたの日本語はこんなに乱れている』英潮社(75)
 いわゆる「日本語の乱れ」を扱った本としては、先駆的な1冊ではないでしょうか。
「マトを得ていない(週刊朝日)」「耳ざわりのよい言葉(読売新聞、朝日新聞)」など、そうか~、こんなころから、しかもこんな巨大マスコミが誤用を発信していたのか。中学、高校のころ、私はこういう言葉に毒されていたのだなあ。
 驚いたのは「目線(週刊朝日)」が採り上げられていたこと。私が知って、まだ20年も経っていないような気がします。
>両者(視線と目線)をきちんと使い分けてくれなくては困る。視線でいいところにまで目線が使われてはたまらない。―中略―目線によって視線が滅ぼされることがないといいが……。(56ページ)
 激しく同感します! さらに言えば、「視点」も「目線」に浸食されているような気がします。なんとかしてほしい。――そもそも、「視線」と「視点」があれば、「目線」なんて言葉は不要では? 実際、私は使ったことがありません。
◎『増補改訂 古書店地図帖』図書新聞(67年初版/84年増補改訂3版)
 30年前の全国古書店事情がわかります。現在では全く役に立ちませんが、眺めていると楽しいです。
新西遊記.jpg 崩れゆく日本語.jpg 古書店地図帖.jpg
◎原作・諸星大二郎/漫画・井上淳哉『妖怪ハンター 闇の客人』新潮社・BUNCH COMICS(11)
 この記事にも書きましたが、一時期、諸星大二郎のマンガを熱狂的に読んでいました。『妖怪ハンター』がリメイクされていたとは!
◎吾妻ひでお『きまぐれ悟空(全2巻)』サンコミックス(77)
◎吾妻ひでお『エイトビート(全2巻)』サンコミックス(77)
◎吾妻ひでお『ハイパードール』秋田書店・PLAY COMICS SERIES(82)
◎吾妻ひでお『魔ジョニア♡いぶ』秋田書店・PLAY COMICS SERIES(84)
 たぶん『魔ジョニア♡いぶ』以外は既読と思います。無性に懐かしくて再読したくなりました。以前は持っていたはずですが、いつだったかマンガのダンボールを開けた際、見当たらなかったような気がし、買っちゃいました。
妖怪ハンター.jpg 吾妻ひでお.jpg
 以上。
 すご~~く嬉しい収穫はありませんでしたが、とっても楽しかったです。
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『チョコ★ド』

チョコ★ド.jpg 江坂遊さんから新著『チョコ★ド』樹立社(14)を送っていただきました。もちろん、ショートショート集です。タイトルに合わせて――ということなのでしょう、奥付を見ますと、2月14日の発行になっています。
 今回、各編を江坂さんが影響を受けた方々に捧げるという趣向が施されています。あとがきに挙げられている名前を眺めていると、ショートショート作家・江坂遊を構成している要素が垣間見え、非常に興味深いです。(私にも貴重な1編を捧げていただきました。嬉しいけれど恥ずかしい……)
 江坂さん、ありがとうございました。じっくりと楽しませていただきますね。
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草野唯雄の短編集

 へえ。氷川瓏かあ、草野唯雄かあ、ルイス・パジェットかあ。――などと呟きつつ、ふと気になって、うちにある草野唯雄の短編集をチェックしました。

『甦った脳髄』KKワールドフォトプレス・WILD BOOK(76)
『地底に蠢く』カイガイ・ノベルス(77)*巻末に山村正夫との対談!
『甦った脳髄』角川文庫(84)
甦った脳髄.jpg 地底に蠢く.jpg 甦った脳髄(文庫).jpg
『私の中のあいつ』角川文庫(85)*『地底に蠢く』を再編集。
『ラスト・チャンス』角川文庫(85)
『淫らな聖女』徳間文庫(87)
私の中のあいつ.jpg ラスト・チャンス.jpg 淫らな聖女.jpg
 精査したわけではありませんが、たぶんこれだけ。
 眺めているだけで、いや~な気分になります(嬉)。
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『5分後に意外な結末』シリーズ

 先月20日、『5分後に意外な結末①赤い悪夢』学研(13)を買いました。
 ぱらぱらと眺めただけで疑問噴出。そのことを記事(→これです)に書いたところ、早くも翌々日、担当編集者から連絡がありました。(私は学研と仕事をしたことはなく、この編集者さんのことは存じ上げません。私の連絡先は某知人に聞いたとのこと。細かいことを言えば、これは個人情報保護法違反ですが、ま、いっか)
・高井のブログを読んで、驚いた。盗作の意図など全くない。原典の書かれていない作品は、作者不明のもの。「箱のボタン」も、作品の選定と翻案は翻案者に任せてあるので具体的にはわからないが、どこかに作者不詳で掲載されていたものであるはず。
 とのこと。そうだったのか。――と驚いたり呆れたり。
「事情はわかりましたが、やはりこれはまずいですよ」
「そう思います。全作品の原典を翻案者に確認し、これからは適切に対処します」
「ぜひそうしてください。まずは『箱のボタン』の出典ですね。誰かがリチャード・マシスンの短編『運命のボタン』そっくりの話を作者名を明記せず、何かに掲載した。翻案の方がそれを読み、『箱のボタン』を書いたわけですよね」
「そういうことです」
「そんな作品がどこに掲載されているのか、非常に気になります。判明したら教えてください」
 でまあ、待っておりますが、いまだに連絡はありません。担当者さん、もしこの記事をお読みでしたら、ぜひ状況をお知らせください。
 というようなことがありまして、本日、新刊書店に行ってきました。
◎『5分後に意外な結末②青いミステリー』学研(13)
◎『5分後に意外な結末③白い恐怖』学研(13)
◎『5分後に意外な結末④黒いユーモア』学研(14)
◎『5分後に意外な結末⑤黄色い悲喜劇』学研(14)
5分後に意外な結末2.jpg 5分後に意外な結末3.jpg 5分後に意外な結末4.jpg 5分後に意外な結末5.jpg
 さっき帰宅したばかりで、まだざっと目次を眺めただけの段階ですが……。
 どっかで見たようなタイトルがいくつも並んでいます。まずは適当に、気になるタイトルの原典の有無をチェックをしました。また今回も、原典の書かれているものもあれば書かれていないものもあり……。
 どっかで見たタイトルの作品のなかで、たとえば2巻の「警官と賛美歌」とか5巻の「賢者の贈り物」とか、原典が書かれていません。担当さんの説明によれば、原典のないものは作者不詳とのことですけれど、ほんとですか? というか、これを知りませんか?
 リチャード・マシスンを読んでないのは、わからないことはないですが、これは……。勉強不足では済まないような気がします。
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訃報:坂東眞砂子さん

 坂東眞砂子さんが亡くなられたそうです。享年55。ここのところ、同年代の方の訃報を聞く機会が増えてきました。なんだか考えさせられますね。
 板東さんはショートショートの書き手でもあり、そういう意味でも残念。例によって、書影をアップして、お別れすることにしましょう。
 ショートショート集としてリストアップしてあるのは以下の3冊ですが、ほかにもあるかも。
『異国の迷路』JTBパブリッシング(06)/新潮文庫(09)
『花の埋葬 24の夢想曲』集英社文庫(07)
『見知らぬ町』岩波書店・Coffee Books(08)
異国の迷路.jpg 花の埋葬.jpg 見知らぬ町.jpg
 ご冥福をお祈り申し上げます。
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「話の特集の特集」

 そんなわけで、収穫報告の第2弾です。
◎「話の特集の特集 話の特集100号記念増刊」1974年7月15日発行(通巻101号)
「ショートショート・フェスティバル」として、ショートショート18編を再録。
「ジョーク・フェスティバル」として、各界著名人の好きなジョーク、アンケート結果(これも再録)。
 注目すべきは後者です。アンケートには星新一も答えているのですが、その作品の末尾には「(自作)」と。
 好きなジョークを求められ、自作で応じる、となれば、すぐに思い出すのは「きょうはマコちゃんとデイトです」=「永遠の青春」です。この作品はもともと、「週刊文春」1982年10月14日号に掲載された「私の好きなジョーク」というコラムなんですよね(このときは無題)。
 ややこしいので、整理しておきましょう。
1)「週刊文春」1982年10月14日号に掲載。このときは無題。
2)『どんぐり民話館』新潮社(83)に収録。タイトル「永遠の青春」。新潮文庫(92)も同様。
3)週刊文春編『とっておきのいい話』発行ネスコ・発売文藝春秋(86)に収録。無題。
4)文藝春秋編『とっておきのいい話 ニッポン・ジョーク集』文春文庫(89)に収録。ネスコ版の再編集文庫化だが、文庫版では「きょうはマコちゃんとデイトです」というタイトルが付けられる。
 という次第。ここまで明確にわかったのは、先日、「こんなの出てきた」と和田信裕さんが当該「週刊文春」のコピーを送ってくれたからです。見た瞬間――あ! これは!
 毎度のことながら、和田さん、ありがとうございます。
 あ、そうそう。今回、「話の特集の特集 話の特集100号記念増刊」で披露されている自作ジョークですが、なんだか読んだことがあるなあ、どこに載っていたっけ、と思いつくまま星新一の著作をチェック。すぐに、エッセイ「一日コンピューターマン」(『きまぐれ博物誌』収録)の末尾3行と判明しました。見覚えがあるのも道理、一昨年、私はこの本(角川文庫版)の解説を書いたのでした(笑)。
100号記念.jpg 私の好きなジョーク.JPG 200号記念.jpg
◎「話の特集の特集 話の特集200号記念増刊」1982年10月25日発行(通巻202号)
「ショートショート・フェスティバル」として、ショートショート12編を再録。 
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マンガ『レ・ミゼラブル』

 今日は古本屋を少々。けっこう嬉しい収穫がありました。今回、2回に分けて記事を書きます。
 ということで、第1弾は――
◎みなもと太郎『レ・ミゼラブル(全2巻)』潮出版社・希望コミックス(74)
レ・ミセラブル.jpg
 2年前に、みなもと太郎『ハムレット』潮出版社・希望コミックス(74)を読みました。「ハムレット」「シラノ・ド・ベルジュラック」「乞食王子」「モンテ・クリスト伯」のダイジェスト・マンガ集(ただし、ギャグでくるんだ)です。
 ほんと、面白かったですねえ。そのとき、『レ・ミゼラブル』もマンガ化されていると知り、読みたいなと思っていました。このブログでも何度か書いていると思いますが、『レ・ミゼラブル』大好き!
 さっそく読み始め、あっという間に読了。『ハムレット』に収録されている4編は超ダイジェストでしたが、こちらはまあまあ細かくストーリーを追っています。
 面白かった~。満足!

 ここのところ映画とマンガばかりで、申しわけないような……。収穫報告の第2弾はショートショート関連です。たぶん明日には。
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映画『多羅尾伴内』

 久しぶりに近所のブックオフを散歩してきました。
◎萩尾望都『残酷な神が支配する(全10巻)』小学館文庫(04~05)
 以前から気になっていました。端本を買っちゃうと、何を買ったかチェックするのが面倒だし、どうせなら一気に読みたいし……ということで、買わずにいたのですが、全巻が揃っているのを見て、おお! と。
残酷な神が支配する1.jpg 残酷な神が支配する(背).jpg
 とはいえ、すぐに読むわけではなくて(笑)。


 映画『多羅尾伴内』を観ました。1978年の東映映画。主演・小林旭。監督・鈴木則文。
 観たかったんですよね。理由は、拙ブログの愛読者ならわかるかもしれません。鈴木則文監督の作品だからです。(この記事参照)
 楽しく観られましたし、好きなタイプの映画なのですが、う~~~ん、私が鈴木則文監督に求めているのはこういうのではないんですよね。まあ、それだけ懐が深いということでもありますが。
 本作品はリメイクです。オリジナルは片岡千恵蔵主演で、全11作にも及ぶ長大なシリーズとのことですが、私は1作も観たことがありません。
 ネット検索してみると――おお!

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「昭和キネマ横丁」

 レンタルビデオショップに「昭和キネマ横丁」なるコーナーができていました。ちょっと古めの邦画がどっさり。遅れてきた邦画ファンとしては、観たくても観られなかった映画多数。題名すら知らない映画も多いです。
 目移りしながらも、しかし気になるタイトルすべてを借りるわけにはいきません。適当に見繕って借りました。
昭和キネマ横丁.jpg レンタル・レジ横には「昭和キネマ横丁」なる冊子(フリーペーパー)も置かれていて、もちろんゲット。

「昭和キネマ横丁」とは?
 娯楽が多様化した現在とは異なり、映画がもっと身近な存在であった1950~70年代。「昭和キネマ横丁」は、その当時に公開された150本以上もの日本映画を、ご自宅で気楽に楽しむことができる夢のような企画です。(後略)

 おお、150本以上!
 冊子には作品の紹介とともに、1950年代~70年代にかけての邦画の歴史も書かれています。読んでいると、観たい映画がさらに増え……。
 当分は邦画にどっぷりと浸りそうです。
 詳細は「昭和キネマ横丁」サイトをご覧ください。

 以下、冊子「昭和キネマ横丁」より――
 画像クリックで拡大表示されます。
昭和と映画(2).jpg昭和と映画(1).jpg
 こんな年表を眺めていると、遠い目になってしまいますねえ。
 私の最も古い記憶は「1962年 堀江謙一 ヨットで太平洋単独横断」かなあ。いやまあ、なんとなく記憶にある、という程度ですが。
 ということで、今夜は『嗚呼!!花の応援団』を観ます。昭和の3部作、観たかったのですよ。(この記事のコメント欄参照)
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映画『エスター』


 映画『エスター』を観ました。
 レンタルショップで以前から気になっていたのですが、ジャケットの少女が恐くて、なかなか手を伸ばせませんでした。知人に勧められ、一念発起。
 うわ! 映画はジャケット以上に恐い! 傑作! ラスト近くでは、かの『サイコ』にも似た衝撃!
 もっと早く観ればよかったなあ。――後悔しています。
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映画『LOOPER/ルーパー』


 映画『LOOPER/ルーパー』を観ました。
 タイムトラベルを扱ったSF映画です。親殺しのパラドックスを想起させるアイデアが面白いですね。
『ターミネーター』っぽい雰囲気があり、ちょっぴり『オーメン』も混じっていたりして、約2時間、楽しい時間を過ごすことができました。
 あ、超能力者も出てきます。超能力SFは好きですが、この映画に限っては、出さないほうがよかったかも。
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TVドラマ『ユタとふしぎな仲間たち』など

 連続TVドラマ『なぞの転校生』、楽しんでおられる方も多いと思います。もちろん私も、毎回観ています。今のところ、いささかの戸惑いはありますけれど、まあ原作が傑作ですから心配はしていません。
 昔の〈NHK少年ドラマシリーズ〉版『なぞの転校生』が懐かしくなり、総集編を視聴。やはり、どっと安心感がありますね。
 そういえば……と、2本のビデオテープを手に取りました。
◎『懐かしのこども番組大集合』1997年11月24日放送
 確か長~い番組でしたが、録画してあるのは20分ほどです。〈NHK少年ドラマシリーズ〉を中心に!
 ほんの少しずつですが、『つぶやき岩の秘密』『幕末未来人』『未来からの挑戦』『なぞの転校生』の映像が流れ――おお、そうだった、そうだった。さらには『空中都市008』の映像もあり、懐かしい~~~。
 あ、そうそう。『タイム・トラベラー』も紹介されていますが、写真と音声が流されるだけ(司会者いわく、紙芝居)。あのときはまだ『タイム・トラベラー』の映像が全く確認されていなかったのでした。
 その後、最終回だけですけれども、『タイム・トラベラー』を録画したテープが視聴者から寄せられ……。
ユタとふしぎな仲間たち.jpg◎『NHKアーカイブス』2001年11月18日放送
 放送されたのは、その『タイム・トラベラー』の最終回、それと『ユタとふしぎな仲間たち』の再編集版です。『タイム・トラベラー』はこのときに観ましたので、今回はスルー。『ユタとふしぎな仲間たち』だけを観ました。
 この番組は本放送では観ていなくて、最初に観たのはたぶんこの再編集版であろうと思います。10数年ぶりの再鑑賞。
〈NHK少年ドラマシリーズ〉の楽しさを満喫しました。
 書影は原作――三浦哲郎『ユタとふしぎな仲間たち』新潮少年文庫(71)です。
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角川文庫の矢野徹

 昨日、角川文庫の眉村卓作品を完集しました。
 眉村卓の場合、角川文庫での発行が始まる前からのファンで、当然のことながら、ほかの版で読んでいる作品も多く、それゆえ買わなかった角川文庫はけっこうあります。逆に、ほかの版はあまり読んでいなくて、角川文庫の新刊が発行されるたびに買っていた作家もいます。
 その代表は矢野徹です。この記事に書きましたように、私は角川文庫の第1弾『カムイの剣』(1975年7月20日発行)で矢野徹の熱狂的なファンになりました。明確には覚えていませんが、たぶん初めて買った矢野徹の「小説」だったと思います。
 そのときに容易に入手できる本は何冊か買いましたが、ほんと、ごくわずかで、その後に角川文庫で次々に発行される本のほとんどは未読、未所持でした。これはもう買うしかないでしょう。読むしかないでしょう。
 こんな感じです。
矢野徹・角川文庫.jpg
 これで揃っていると思うのですが……。
 もし抜けがありましたら、探します(笑)。
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角川文庫の眉村卓、完集!

 行きつけの新刊書店に行ってきました。今年初です。
◎イタロ・カルヴィーノ『みどりの小鳥 イタリア民話選』岩波少年文庫(13)
◎『なぞの転校生』ポストカード
 放送が始まったばかりのTVドラマ『なぞの転校生』のポストカードです。
みどりの小鳥.jpg なぞの転校生.jpg
 取り寄せや取り置きを頼んである本が数冊あるのですが、まだ入荷していませんでした。残念。
 続いて古本屋へ。ブックオフを別にすると、古本屋に行くのは今年初めてです。
◎眉村卓『幻影の構成』角川文庫(77)
◎眉村卓『泣いたら死がくる』角川文庫(81)
 この2冊で、角川文庫の眉村卓(全50冊、ですよね?)、完集です(嬉)。
幻影の構成.jpg 泣いたら死がくる.jpg
 最後はブックオフ。
◎岸本佐知子編訳『変愛小説集Ⅱ』講談社(10)
『変愛小説集』講談社(08)の書影も隣に。
◎DVD『大海獣ビヒモス』
 ジャケットに、「日本では劇場公開されず、20年以上前に50分程度のカット版が地方TVで放送されたのみの幻の作品」とあります。
変愛小説集Ⅱ.jpg 変愛小説集.jpg 大海獣ビヒモス.jpg

 以下、角川文庫の眉村卓、うちにある全冊です。50冊以上あるのは、異装版とか改題版とか帯違いとか。
眉村卓・角川文庫(1).jpg
眉村卓・角川文庫(2).jpg

【追記】1月16日
 うちにある『ねらわれた学園』4冊の書影を掲載します。(コメント欄参照)
 左から――
 昭和51年7月30日 初版発行
 昭和51年10月10日 再版発行*TVドラマ化帯(NHK少年ドラマシリーズ)
 昭和56年7月25日 28版発行*映画化帯
 昭和59年6月30日 50版発行
初版.jpg 再版.jpg 28版.jpg 50版.jpg
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『乳房になった男』

 先週土曜日、ふとしたきっかけで「ミズコール・サムサ」という名前が脳裡に浮かんだのですね。かんべむさしの初期短編(言うまでもなく、カフカ『変身』のパロディ)の主人公。
 え~と。タイトルは「氷になった男」だったかなあ。どの短編集に収録されていたっけ? 確か雑誌で読んだなあ。「奇想天外」だったような気がするけど、自信ないなあ。
 あれから3日が経ち、まだ気になったままなので、ちょっと調べてみました。
 お、タイトルは間違ってないみたいだぞ。ふむふむ、『建売住宅温泉峡』文藝春秋(77)/文春文庫(81)に収録ですか。文庫は持っていませんが、単行本はあります。書棚から取り出し、初出チェック。
 おお、「小説マガジン」でしたか。懐かしい! 確か6号くらいまで出たんだっけな。すっごく面白い雑誌で、毎号、隅から隅まで読んでいました。
建売住宅温泉峡.jpg 乳房になった男.jpg 乳房になった男(文庫).jpg
 そこから連想ゲーム的に――
 そういえば、フィリップ・ロス『乳房になった男』なんてのもあったなあ。
 書棚から(手近にある)『乳房になった男』集英社文庫(78)を取り出しました。私が読んだのは集英社・現代の世界文学(74)でして、この文庫は数年前、ブックオフで見かけて、懐かしくて購入したものです。当然、と言うべきか、買っただけでそのまま放置(苦笑)。
 目次を見ますと――
 ありゃ? 短編集? 6編も収録されてるぞ。
 むかし読んだ本は短編集ではなくて、短いながらも長編というイメージが残っているのですが、いやいや、そんな記憶は当てになりません。ブログを書き始めてから過去に思いを巡らす機会が増え、いかに自分の記憶が信用できないか、いかに捏造しまくっているか、痛感しているのです。この本は発売(1974年)から間もなく読んだと思いますから、40年前。はたして40年前の記憶は正しいのか……?
 単行本を取り出して確認しますと、収録されているのは『乳房になった男』だけでした。大きな活字で、小説本文は130ページほどです(文庫本では約80ページ。長めの短編ですね)。記憶捏造してなかった~。ほっ(笑)。
 気がついても特に役に立つわけではないし、気がつかなくても困りませんけれど、こういう発見って、ミョーに嬉しいんですよね。書誌好きの方にはわかっていただけると思います。
 ちなみに私、フィリップ・ロスの作品で読んだのは、この『乳房になった男』だけと思います。こんなの好きですねえ(笑)。
帯.jpg
『乳房になった男』集英社・現代の世界文学(74)の帯より――
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ジャンボ堀さん

 本日、ちょっとした流れで、ジャンボ堀さんのことを思い出しました。
 そういえば……と過去記事をチェック。おお、去年の3月でしたか。この記事の最後に「私が最も好きで応援していたのはジャンボ堀です。堀さんについては、またいずれ」と書いています。せっかくなので、この機会に。
 いやあ、ほんとに好きでしたねえ。女子プロレスの取材みたいなことをやっているうちに顔見知りになり、ちょくちょく話をする機会にも恵まれました。幸せなファンと思います。
 あ、そうそう。結婚され、居酒屋の女将さんとなられてからは、何度かお店に伺わせていただきましたね。ご主人は元・力士で、その関係で来られていた水戸泉関とばったり、ということもありました。とにかく大きくて、度肝を抜かれたことを覚えています。ツーショット写真を撮ってもらい、その写真もどこかに残っているはず……。
 う~~む、懐かしい。――ということで、堀さん関係のあれこれを。
サイン.jpg 写真集.jpg 缶バッヂ.jpg
◎サイン
◎マイク岡田・撮影『ジャンボ堀写真集』発売:星雲社/発行:アイドル出版(84)
 私、写真集なんてほとんど買ったことがありません。本書は例外中の例外。
◎缶バッヂ(居酒屋で撮影させてもらった写真を加工)
LOVELY-2.jpg LOVELY-3.jpg LOVELY-4.jpg
◎「LOVELY」VOL.2/1983年6月18日発行
◎「LOVELY」VOL.3/11月20日発行(発行年不記載。おそらく1983年)
◎「LOVELY」VOL.4/発行日不記載。おそらく1984年。
 ジャンボ堀公認ファンクラブの会報です。まあ、プロレスのファンジンですね。拙ブログの読者にはファンジンのコレクターが何人もいますが、さすがにこれは持ってないだろ(笑)。
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黒い本棚

 ここ2年ほど、本棚の整理を全くしていなくて、前から持っている本はいいんですが、新規購入した本は何がどこにあるやら状態です。
 1年くらい前、整理しようと思ったんですよね。いまは寒いから、春になったら整理しよう。
 ところがなかなか暖かくならず、ようやく春が来たかと思ったら、あっという間に夏になり……。暑いから、秋になったら整理しよう。
 ところがなかなか涼しくならず、ようやく秋が来たかと思ったら、あっという間に冬になり……。これではいつまで経っても片づきません。
 本日、一念発起して、最も簡単な(つまり本の数が少ない)本棚――古~い本の収められた本棚を整理しました。
 この本棚の写真は3年前の正月――2011年1月3日の記事に掲載しました。前回は2段分でしたが、今回は4段分をご覧に入れましょう。(あ、いや別に、あのときから本が2倍に増えたわけではありません。ただ、写真を撮る段数を増やしただけです)
 新しい本でしたら、このサイズの写真でも多くは判別できると思いますが、古い本(ほとんどは背が焼けまくり)だと難しい。私自身、この写真では判別できない本が多数です。
 どうしても気になる。この本は何だ? というのがありましたら、どうぞお問い合わせください。
黒い本棚.JPG
 前の記事にも書きましたが、いやあ、汚いですねえ(笑)。同じ本が複数冊あるのは、ご愛敬ということで。

【追記】
 モーパッサンが集まっているあたり(3段目中央)をアップにしてみました。
モーパッサン.JPG
 表紙画像はこことかこことかここに。サイズが違う本は別の場所に収めてあります。
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『カラスなぜ啼く、なぜ集う』

 今年になって、マンガしか読んでないなあ。
 え~と、横山光輝『宇宙船レッドシャーク(全2巻)』講談社漫画文庫(05)、手塚治虫『W(ワンダースリー)3(全2巻)』講談社・手塚治虫文庫全集(09)、『手塚治虫恐怖リミックスセレクション 悪夢の戦慄編』講談社・KPC(13)などを読んで……。現在は『手塚治虫スペースアドベンチャーショートストーリーズ①』講談社・KCDX(12)を読んでいて……。
 と。そこへ、天瀬裕康さんから新著を送っていただきました。
◎天瀬裕康・渡辺玲子『カラスなぜ啼く、なぜ集う 探偵作家クラブ渡辺啓助会長のSF的生涯』文芸社(14)
 うわー! こんなの、大好物です(嬉)。マンガはあと回しにして、さっそく読み始めました。
 渡辺啓助は日本探偵作家クラブの4代目会長であるとともに、SFの先駆者でもあります。SFファンの方は、とりあえず「SFとのスタンス」(124~132ページ)をお読みください。ぐいぐい引きつけられること確実です。
 もちろん星新一の名前もそこかしこに出てきます。たとえば229ページ――
カラスなぜ啼く、なぜ集う.jpg> 雑誌『宝島』の元編集長だった大坪直行は、ショートショートの名手だった星新一が、口癖のように「僕の師匠は渡辺啓助、温だな」と言っていた、と告げている。
> 出版芸術社社長の原田裕は、渡辺啓助が有望なSF作家の卵を探すのに熱心だったことに触れ、星新一の「セキストラ」や今日泊亜蘭の『光の塔』のことを述べている。
*雑誌『宝島』とあるのは『宝石』の誤植と思います。
 233ページに、星新一『MIKRONOVELOJ』LIBROTEKO TOKYO(83)という書名があり、ん? と調べてみましたら――ああ、エスペラント語訳の短編集ですか。書影を探しましたら、ここにありました。
 いやあ、楽しかった。
 天瀬さん、ありがとうございました。
鴉白書.jpg 聖悪魔.jpg 創元推理21.jpg
◎渡辺啓助『鴉白書』東京創元社(91)
◎渡辺啓助『聖悪魔』国書刊行会・探偵クラブ(92)
◎「創元推理21」2001年夏号*特集 祝・百歳 渡辺啓助/温

【追記】
『クムラン洞窟』出版芸術社・ふしぎ文学館(93)、お勧めです。
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映画『ウルヴァリン:SAMURAI』

 とにかくもう、『X-MEN』シリーズが大好きです(この記事参照)。好きな映画のシリーズは数あれど、続編に対する期待の大きさではトップクラスでしょう。いや、ナンバー1かもしれません。
 その最新作『ウルヴァリン:SAMURAI』のレンタルが始まり、さっそく借りてきました。

 前半、いささか退屈な時間帯もありますが、後半にはいると大爆発! もうテレビ画面から目が離せません。そして、終わったかと思ったそのあとには、あのふたりが……。うわー! であります。面白かった~。
 次は『X-MEN:デイズ・オブ・フューチャー・パスト』ですか。これも楽しみ。

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映画『ラオ博士の7つの顔』


 映画『ラオ博士の7つの顔』を観ました。1964年のアメリカ映画です。
 本日午前中の記事を書く際、チャールズ・G・フィニイ『ラーオ博士のサーカス』創樹ファンタジー(76)を手に取りました。ほんと、久しぶりです。
 この本を読んだのは発売されたときですから、40年近く前。ストーリーなんて忘れ果てています(というか、そもそも、まともなストーリーがあったかどうか)が、なんだか奇妙におかしな話だったなあという印象は強く残っています。
ラオ博士の7つの顔.jpg この小説が映画化されたことは知っていますし、そのビデオ『ラオ博士の7つの顔』も持っていますが、まだ観ていませんでした。――思いついたときに観ないと、次はいつになることか(笑)。
 監督は『宇宙戦争』のジョージ・パル。そして、脚本はチャールズ・ボーモント! う~~ん。充分に楽しく観られたのですが、ちょっとハードルを上げすぎたかも(笑)。

 調べてみますと、この映画は日本では劇場未公開。ビデオで発売されただけで、DVDにはなっていないようです。もったいないと思います。
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短命の叢書

 先ほどの記事の続きです。

 2冊で終わった叢書……と思いを巡らせました。
 多くのSFファンが真っ先に頭に浮かべるのは室町書房〈世界空想科学小説全集〉(通称:室町書房のSFシリーズ)ではないでしょうか。
◎アイザック・アシモフ『遊星フロリナの悲劇』1955年1月30日第1刷印刷発行
◎A・C・クラーク『火星の砂』1955年2月28日第1刷印刷発行
 しかしながら、私が生まれる前の発行で、特に思い入れがあるわけではありません。
 その点、創樹社〈創樹ファンタジー〉は発行時に読み、続刊を楽しみにしていましたので、2冊で終わってしまったときには本当に残念だったことを覚えています。
◎チャールズ・G・フィニイ『ラーオ博士のサーカス』1976年9月20日第1刷発行
◎ハーマン・ウォーク『月で発見された遺書 ロモコメ報告書』1976年10月20日第1刷発行
 ほかにもたくさんあるでしょうけれど、まず私の脳裡に浮かんだのは、この2叢書でした。
世界空想科学小説全集.jpg 創樹ファンタジー.jpg
 1冊で終わった叢書となりますと、これもたくさんあると思いますが、私にとっては、以下の2種に尽きます。
◎眉村卓『燃える傾斜』東都SF/1963年5月20日第1刷発行
◎早川書房編集部編『現代恐怖小説集1 十三階の女』ハヤカワ・サスペンス・シリーズ/1963年10月31日発行
 もちろん当時のことは知らず、特に思い入れがあるわけではないのですが……。
燃える傾斜.jpg 十三階の女.jpg
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奇想天外ノヴェルス

 ふと思いました。
 奇想天外ノヴェルスって――
◎香山滋『ゴジラ/ゴジラの逆襲』1976年9月10日初版発行
◎エドガー・ウォーレス/メリアン・C・クーパー『キングコング』1976年10月15日初版発行
 この2冊だけでしたっけ?
ゴジラ/ゴジラの逆襲.jpg キングコング(翻訳).jpg 小説ゴジラ.jpg
 そういえば――
◎香山滋『小説ゴジラ』奇想天外社/1979年8月10日第1刷発行
 なんて本もありました。奇想天外ノヴェルス版の再刊(ハードカバーで、解説は差し替えられています)。
 上の書影には赤い帯が巻かれていますが、この本、確か新刊発行時には帯はなく、帯はあとで付けられたと記憶しています。あのころ、編集部とはツーカーでしたから、「あ、帯だ。1枚ください」――とまあ、そんなことがあったのだと思います(笑)。
 あ、それと――
「ノヴェルス」なのか「ノヴェルズ」なのか。本体では「ノヴェルス」、挟み込みのチラシでは「ノヴェルズ」なのです(笑)。
ちらし.jpg
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映画『コングの復讐』


 懐かしいなあ。この歌、脳裡に焼きついています。
 ということで――
 この正月に『コングの復讐』というDVDを買いました。1933年、アメリカ作品。かの『キング・コング』(1933年)の続編です。たぶん観るのは今回が初めてと思います。

 あはは。これは第1作の余韻で楽しむ映画ですね。第1作から間を置かずに作られたのも当然と納得できます。なんとも言えず、ゆる~く、ほのぼのした映画ですが、こういうのも決して悪くはありません。コング・ジュニア、愛らしい。
 楽しい時間を過ごすことができました。まあ、観なくてもよかったような気もしますが(笑)。
キング・コング.jpg コングの復讐.jpg キングコング(翻訳).jpg
 上の画像は、DVD『キング・コング』『コングの復讐』、訳書『キングコング』奇想天外ノヴェルス(76)です。『キングコング』の邦訳は数多くの種類が出ていて、うちにも何冊かあると思いますが、1冊を選ぶとしたら、間違いなくこれでしょう。巻末に訳者(石上三登志)による「キングコング学入門」が収録されていて、これが素晴らしい!
 ついでに――
 以下は『キングコング』(1976年)、『キングコング2』(1986年)、『クイーン・コング』(1976年)のビデオです。奇想天外ノヴェルスはこの映画の公開に合わせて出版されたのでした。
キングコング.jpg キングコング2.jpg クイーン・コング.jpg
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新年のブックオフ

 DVD三昧の正月を過ごしていましたが、何も一日じゅう家に閉じこもって、DVDを観ていたわけではありません。世間並みにお正月っぽいこともやっていますし、新春セール中のブックオフへも4日間で計6軒。マンガをたくさん買いました。
◎『手塚治虫名作集(全21巻)』集英社文庫(95)のうちの2冊
 数年前から、適当に買っていました。今回、欠けていた2冊を購入。全巻揃いました。
◎高橋葉介『学校怪談(全8巻)』秋田文庫(06~08)のうちの2冊
 数年前から、適当に買っていました。今回、欠けていた2冊を購入。全巻揃いました。
◎中田雅喜『ももいろ日記』リイド社・SPコミックス(87)
 なんとなく目にとまり、「あれ、この本は?」と手に取りました。中身を確認すると、間違いありません。この本は作者から送ってもらった記憶があり、どこかのダンボールに埋もれているはずですが……。とりあえず買っておくことにしました。
 わが若かりしころの……。当該カットをアップしておきますので、ご覧ください(笑)。
手塚治虫名作集.jpg
学校怪談.jpg ももいろ日記.jpg
ももいろ日記⑤.jpg
◎横山光輝『宇宙船レッドシャーク(全2巻)』講談社漫画文庫(05)
 前から読みたいと思っていました。
◎手塚治虫『W(ワンダースリー)3(全2巻)』講談社・手塚治虫文庫全集(09)
 一般によく知られている「少年サンデー」版とともに、中断してしまった「少年マガジン」版も収録されています。『W3』、大好き!
宇宙船レッドシャーク.jpg W3.jpg
◎『手塚治虫恐怖リミックスセレクション 悪夢の戦慄編』講談社・KPC(13)
 巻頭には「バンパイヤ 武州怪異記」が掲載。このエピソードには「眉村氏」が登場します。
 全350ページのうち、200ページほどを「メタモルフォーゼ」なる連作短編が占めます。読んだ覚えがなく、ぱらぱらと眺めると、なんだか『バンパイヤ』っぽい。読みたくなりました。『バンパイヤ』も大好き!
◎『手塚治虫スペースアドベンチャーショートストーリーズ①』講談社・KCDX(12)
 これまた、記憶にない短編がいくつか。
◎永井豪『キューティーハニー対デビルマンレディー』秋田書店・チャンピオンREDコミックス(14)
 奥付を見ると、「2014年1月5日初版発行」。ははは、今日ではありませんか。こんな本に105円をつけるとは……。ほんと、ブックオフはわかりません。
手塚治虫恐怖リミックスセレクション.jpg 手塚治虫スペースアドベンチャー.jpg キューティーハニー対デビルマンレディー.jpg
 そのほか、活字本少々。ほんっとに少々(笑)。DVD3枚。そのうち1枚は、今夜にでも観ようと思っています。

リイドコミック.jpg【追記】
 掲載誌がありました。>『ももいろ日記』
「リイドコミック」1986年4月28日号です。雑誌掲載時は2色刷だったのですね。
 ちなみに、この強奪事件(笑)が実際にあったのは1981年か1982年ではないかと思います。
当該カット.jpg
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新番組『なぞの転校生』

 うちのDVDレコーダーは1週間先のテレビ番組まで録画予約が可能です。そろそろかな……と番組表を表示させてみましたら――
 おお、ありました!
 眉村卓・原作『なぞの転校生』
 テレビ東京系/1月10日スタート/毎週金曜深夜0時12分~0時52分

 この時間帯はたいてい寝ているので、録画必須! さっそく毎週録画の予約をセットしました。
 テレビの連続ドラマ(新作)を観るのって久しぶりだなあ。
 最近3年間の記憶をまさぐってみますと、全話を観たのは――
◆2011年
『JIN―仁―(完結編)』4月~6月
『勇者ヨシヒコと魔王の城』7月~9月
『家政婦のミタ』10月~12月
『妖怪人間ベム』10月~12月
◆2012年
『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』10月~12月
『好好!キョンシーガール〜東京電視台戦記〜』10月~12月
◆2013年
『でたらめヒーロー』4月~6月
『みんな!エスパーだよ!』4月~7月
 私の場合、まあ、こんなペース――年に2作くらいですね。もっとも、『ビブリア古書堂の事件手帖』とか『安堂ロイド』とか、録画だけはして、まだ観ていないものもあります。そのときに観ない番組は、おそらくこの先も観ないと思いますが……。
『みんな!エスパーだよ!』以来、半年ぶりの連続ドラマです。しかも原作は眉村卓の傑作SFとくれば……わくわくしています。
なぞの転校生.jpg
 私が原作を最初に読んだのは、SFベストセラーズ版と思いますが、すでに書影を掲載しています(→ここ)ので、今回は角川文庫と角川スニーカー文庫の表紙を。
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映画『パシフィック・リム』


 映画『パシフィック・リム』を観ました。簡単に言っちゃうと、ガンダム(みたいな巨大ロボット。バロム1の要素もあり)と怪獣が戦う映画です。
 映像が(ことに怪獣の造形が)素晴らしく、ストーリーもよくできています。非常に楽しく観ましたが、残念なことがひとつ。私、怪獣は好きですけれども、ガンダムも含めて、巨大ロボットものには全く思い入れがないのですよね。興味がないと言ってもいいでしょう。(『鉄人28号』は別格。大好き!)
 そんな私ですら楽しめたのですから、この映画、ガンダム好きにはたまらないんでしょうねえ。いや逆に、似ているがゆえに楽しめないのでしょうか。
 私にはわからず、その点が残念!

 というわけで、DVD三昧の正月三が日が終わろうとしています。そういえば、2012年もこんな正月を過ごしていたのでした。
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映画『キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ』


 ここにもちらと書きましたが、映画『キャビン・フィーバー』が好きです。『キャビン・フィーバー2』は期待外れの凡作でしたけれども、傑作の第1作を受けて作られた2作目以降が肩透かし作品になるのはよくある話です。
 昨日、なんとなくレンタルビデオショップに行きましたら、『キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ』なるタイトルが……。おお! 『キャビン・フィーバー』シリーズは2作で打ち止めかと思っていましたが、新作が作られたのですね。
「正統続編」とあり、ということは『キャビン・フィーバー2』は正統続編ではなかったのですか。で、こちらが正統続編。これは期待が高まります。
 というわけで、『キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ』を鑑賞。

 いやあ、きちゃない。ただひたすら汚い映画でした(笑)。第1作とは比べれば今ひとつと言わざるを得ませんが、あの傑作と比べるのは酷というもの。これだけ楽しませてくれれば充分に合格点です。
 う~~ん。しかしこの映画、どういう位置づけなのでしょうか。続編というより前日譚みたいですが、映画の終わりが第1作にそのままつながるわけでもなく、思いっ切り、「続編を作るよ~」的な終わり方をしています。すなわち、前日譚その1?
 観ている間は楽しかったですけれど、消化不良になってしまいました。
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映画『チャイルド・プレイ 誕生の秘密』

 前にも書きました(→ここ)ように、映画『チャイルド・プレイ』が好きです。
 今日、なんとなくレンタルビデオショップに行きましたら、『チャイルド・プレイ 誕生の秘密』なるタイトルが……。おお! 『チャイルド・プレイ』シリーズは5作で打ち止めかと思っていましたが、新作が作られたのですね。
チャイルド・プレイ.jpg『チャイルド・プレイ』1988年*右の画像
『チャイルド・プレイ2』1990年
『チャイルド・プレイ3』1991年
『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』1998年
『チャイルド・プレイ チャッキーの種』2004年
 そして、
『チャイルド・プレイ 誕生の秘密』2013年
 です。
 5作目までの感想は前の記事に書いた通りです。ことに「チャッキーの花嫁」「チャッキーの種」はコメディ色が強すぎ、第1作とは別世界の産物になっていたのですが、ジャケットの解説を読むと、今作はかなり期待できそう。不安はあったものの、借りることにしました。
 帰宅して、さっそく鑑賞。

 時系列的には第3作と4作の間になるのでしょうか。しかし両作品とテイストは全く違っていて、第1作(大傑作!)を彷彿とさせます。これですよ、チャッキーは! さらには、チャッキーの過去がつまびらかに……。そして、衝撃のラスト! もう、満足なんてものではありません。
 で、ちょっと調べてみると、第1作のリメイクが制作中で、今年公開の予定とか。
 これも楽しみです。
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韓国ドラマ『おはよう、神様!』

 あけましておめでとうございます。

 昨年の正月には何を書いたのかな~と過去記事(2013年1月1日)を見てみれば――
> 年末年始の特番をほとんど観ないようになって久しいです。とにかく長くて、
>とてもじゃないけど、付き合う気にはなれません。
> んなわけで、大晦日の夜はDVD『パペットマペット 単独ライブ~演義~』を
>観ながら過ごしました。大好きなんですよね。>パペットマペット
 あ、なるほど~(笑)。もちろん今年も年末年始の特番を観る気はありません。大晦日の夜は韓国TVドラマ『おはよう、神様!』を観て過ごしました。
 昨年末は、まさにアルジャーノン一色でした。演劇に始まって、フランス映画TVドラマ……。どれも面白かったですねえ。
『おはよう、神様!』は韓国版の『アルジャーノンに花束を』とのことで、実は私、これまでに一度たりとも韓国ドラマを観たことがないのですが、アルジャーノンなら観てみようかなと思った次第です。
 第1回の冒頭では――まずは登場した女性(刑事かスパイかと思いきや、実は詐欺師)が、まんまと大金詐取に成功はしたものの、仲間に裏切られ……という展開。
 これのどこがアルジャーノン? 変だなあ~と首を傾げつつ、10分あまりが経過。ようやくアルジャーノンらしくなってきて……。
 確かにアルジャーノンではありますけれど、しかし女詐欺師がヒロインですからね。しかも手術執刀医は極めて冷徹な人非人(今のところは、です)とくれば、ストーリーは完全に独自路線となります。
 いやいや、こんなのアルジャーノンじゃないよなあ~と思いながらも、これがなかなか面白くて……(苦笑)。まだ第3話までしか観ていないのですが、そこそこハマっています。
 全16話という長丁場。お楽しみはこれからです。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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