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映画『シンデレラ』

 映画『シンデレラ』(1914年)を観ました。モノクロのサイレント映画です。ただし、私が観たのは日本語の活弁つき。
 楽しく観終えましたが、私の知っている「シンデレラ」ストーリーとは細かな差異があり、気になりました。たとえば、シンデレラを助けてくれるのは魔法使いではなく、妖精だったり、とか。
 この映画の原作はシャルル・ペローの「シンデレラ(サンドリヨン)」らしいので、原作を確認しようと、C・ペロー『サンドリヨン フランス童話集』東洋文化社(80)を手に取りました。さっそく本文を読みますと――あらあら、この本では仙女! こういうの、面白いです。
シンデレラ(1914).jpg サンドリヨン.jpg
シンデレラ(あらすじ).jpg
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 ところで。
 12時になると魔法の効力が消え、すべてが元に戻りますが、なぜガラスの靴だけはそのまま? と疑問に持たれる方も多いのではないでしょうか。
 実は、ガラスの靴だけは魔法で作られたものではないんですよね。
『サンドリヨン フランス童話集』より抜粋しますと――
>仙女が、魔法の杖でサンドリヨンに触れただけで、サンドリヨンの服は、たちまち、宝石をぬいとめた、金糸銀糸の布でできた服にかわりました。それから天女は、この世に二つとない、美しいガラスの靴をくれました。
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