『悪意のきれっぱし 増補版』

　日下三蔵編／生島治郎『悪意のきれっぱし 増補版』ちくま文庫（24）を編者よりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
　生島治郎の異色短編集。このタイトルの本が出るのは、今回が4回目です。
『悪意のきれっぱし』講談社（80）＊全11編。
『悪意のきれっぱし』講談社文庫（83）＊１編割愛。全10編。
『悪意のきれっぱし』ケイブンシャ文庫（89）＊さらに1編割愛。全9編。
『悪意のきれっぱし 増補版』ちくま文庫（24）＊講談社文庫版に7編増補。全17編。
（ちくま文庫以外の書影はこの記事に）
　今回のちくま文庫版は、まさに決定版と言っていいでしょうね。不思議な短編がお好きな方に、思い切りお薦めします。
　で、もしまだお読みでなければ、日下三蔵編／生島治郎『頭の中の昏い唄』竹書房文庫（20）もお薦め。生島治郎の異色短編を堪能してくださいませ。