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『本の虫 二人抄』ほか

◎古田一晴・劉永昇『本の虫 二人抄』ゆいぽおと(23)
 古田一晴(ちくさ正文館店長)、劉永昇(風媒社編集長)によるコラム集。「よみがえる魔子鬼一」「創林舎という地方出版社」「星新一とその時代、一冊に」「古びない星新一の世界」なんて表題のコラムも収録。
「星新一とその時代、一冊に」では拙著『日本ショートショート出版史』を紹介。ありがたや。
「古びない星新一の世界」では浅羽通明『星新一の思想 予見・冷笑・賢慮のひとを紹介。このコラムにも私の名前が出てきますが――
>そういえば小店が星新一サイン会を企画した1985年のこと、作家の自宅に私を案内してくれたのはすでに作家デビューして東京理科大に在学していた高井君だった。
 これは事実誤認です。
 この書店で星さんサイン会が催されたのは1980年5月25日です(→この記事参照)。当時、私は大学生(東京在住)でした。1985年ですと、とっくに卒業しております。
◎毎日新聞校閲部・編『新聞に見る日本語の大疑問』東京書籍(99)
「毎日新聞」校閲記者たちによるリレー・コラム集。全218回。こういうの、とっても楽しいです。
本の虫 二人抄.jpg 新聞に見る日本語の大疑問.jpg
◎歴史の謎研究会・編『絵解き 三国志』青春文庫(04)
 一時期『三国志』にハマって、読みまくり、観まくりしていました。大まかな流れは把握したつもりですが、地理的なこと(位置関係や距離)はいまひとつわかっていません。この本には地図が満載で、非常にわかりやすいです。
◎常識のウソ研究会・編『知ったかぶりで恥をかく 常識のウソ』彩図社(09)
 巷に流布する噂の真偽を検証。こういう本は楽しいです。
絵解き三国志.jpg 常識のウソ.jpg
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