SSブログ

行方不明の話

 先日、「持っているはずの本が見つからなくて……。そしたら意外なところに……」というような記事を書きました(→これ)。
 うちの本はけっこう整理されているほうだと思うのですが、たまにあるんですよね、こういうこと。
 ちょっと前には、アンリ・ミショー『幻想旅行記 グランド・ガラバーニュの旅』青土社(72)が見当たらなくて、焦りました。
 翻訳ものハードカバーが並んでいる棚をじっくりと見るも、どこにもない。文春文庫『ムツゴロウの馬 ショートショート』でしたら仮に見つからなくても新たに買うことは容易ですから、さほどのことはありません。しかし『幻想旅行記』は気楽には買える本ではありません。
 いずれどこかから出てくるだろうから、それを待つしかないなあ。
 いったんは発掘を諦めたものの、やはり気になります。数日後、念のため日本人作家の棚も、とチェックしたら――
 あったんですねえ。『ムツゴロウの馬』のケースと同じです。
 アンリ・ミショーの本はほかに『プリュームという男』国文社(70)を持っていますが、判型が違うこともあり、別の棚に収めています。
 この機会に、並べて収納することにしました。もちろん、翻訳ものハードカバーの棚に。
幻想旅行記.jpg プリュームという男.jpg
 行方不明のまま見つからない本もあります。最近では、眉村卓『幻影の構成』ハヤカワJA文庫(73)です。ふとした拍子に見当たらないことに気づき、探したのですが、どこにもありません。『幻影の構成』は早川書房・日本SFシリーズ(66)や角川文庫(77)を持っていますから、特に困ることはないとはいえ、やはり気になります。いずれ、どこかから姿を現すのではないかと思っていますけれど……。

 本は持っているだけでは意味がない。必要なとき、すぐに手に取れなければ。――と思っています。
 さらに言うならば――本は読んでなくても構わない。必要なとき、すぐに手に取れれば。

【追記】
 アンリ・ミショーですが、四六ハードカバー翻訳書の棚に並んでいると、どうにも収まりが悪いような気がします。雑多な判型の本を収めてある棚に移しました。こちらのほうがまだしっくり来ます(画像クリックで拡大表示)。
雑多判型棚.JPG
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。