SSブログ

『雛燕』

 今回の児童文学ブームで私のなかで急上昇したのは、エクトル・マロ『家なき娘(ペリーヌ物語)』です。
 その本邦初訳は五来素川訳『雛燕』婦人之友社(大正7年/1918年)とのこと。国立国会図書館デジタルコレクションで読めるというので、見に行きました。→ここ
 ペリーヌは花枝、パリカールはアミですか(笑)。それはともかく、すごく読みやすい翻訳ですね。
 この本が欲しくなってきてネット検索しましたが、見当たりません。『まだ見ぬ親』(=『家なき子』)は何冊かヒットし、そそられまくっていますけれど、お値段が……。

 検索のなかで『家なき娘(上下)』岩波文庫(昭和16年/1941年)をテキスト化してネットに挙げている方がおられることに気がつきました。→ペリーヌ物語の部屋
 これだけの分量をテキスト入力するのは大変な労力と思います。青空文庫にもこの作品は登録されていません。こうしたファンの熱意は、本当にありがたい限りです。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。