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『書きたい人のためのミステリ入門』

◎新井久幸『書きたい人のためのミステリ入門』新潮新書(20)
 いまさらミステリを書きたいとは思わないのですが(苦笑)、ちょっとした理由があり、読んでみることにしました。
 おお、これはいいですねえ。視点の問題(フェアな書き方)、伏線の張り方など、ミステリのみならず小説を書きたい人にはものすごく参考になるのではないでしょうか。補助線という考え方も興味深いですね。リドル・ストーリーに触れられているのも(個人的には)ポイントが高いです。(伏線の張り方はショートショートを書こうとする人必読)
 後半は小説コンテストに応募する人へのアドバイスが中心になっています。下読み経験豊かな編集者ならでは! 「第十章 タイトルは最大のキャッチコピー」とか、面白いですねえ。「第十二章 デビューへの道」「第十三章 ミステリ新人賞、その執筆および投稿と選考に関する一考察」には首肯しまくりでした。
 ということで――
 ミステリとか関係なく、小説を書こうと思っている方々すべてにお薦めします。
書きたい人のためのミステリ入門.jpg
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