SSブログ

映画『三国志 趙雲無双伝』


 え? こんな映画があるの? 観なくちゃ。
 ということで、借りてきました。『三国志 趙雲無双伝』――2020年の中国映画です。
『三国志』の登場人物で、私は趙雲が一番好き! 群を抜いて好き!
 期待に胸を躍らせて、観始めました。
 序盤では下邳の戦い(呂布の最期)が描かれます。『三国志』のなかでも印象的なエピソードですが、趙雲物語にこれ、必要なのかな。
 中盤からようやく趙雲中心のストーリーになります。毒矢に倒れた趙雲を甘夫人(劉備夫人。阿斗の母)が助ける、って私の知らない展開ですが、これが長坂の戦いでの趙雲の大活躍につながるわけですね。
 映画のメインは、その長坂の戦いです。逃げる劉備軍および民、追う曹操軍。行方のわからなくなった甘夫人を助けに向かう趙雲の前に関羽が現れ、赤兎馬を与えます。甘夫人を見つけるが、すでに死亡。そばで泣く阿斗。――と、私の知らない展開が続きます。
 その後は、阿斗を抱えた趙雲の八面六臂、獅子奮迅の大活躍! 夏侯惇や許褚との一騎打ちもあり、これが見せ場と言えるでしょうか。
 曹操の喉元に槍を突きつける趙雲。その命と引き替えに自分と阿斗の包囲網突破を約束させ、エンディング。――なのですけれど、う~~~む。どうにも物足りないですねえ。
 オリジナル(と思います)エピソードがイマイチなのもありますが、もうひとつ、配役にも大きな原因があるのではないかと思います。張飛が小柄すぎて、違和感がすさまじいし、関羽も張飛ほどではないけれど小さいし、ついでに言うなら、趙雲や呂布もあまり強そうに見えないし……。アクションも中途半端。『三国志』の基礎知識がないとよくわからないだろうなあというのもあります。
 期待が大きかっただけに残念な映画でした。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。