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『赤尾兜子の百句』

 藤原龍一郎『赤尾兜子の百句』ふらんす堂(21)を著者よりお送りいただきました。ありがとうございます。
 藤原龍一郎さんは長い間、SFファンの先輩という認識でした。といっても、直接のお付き合いがあるわけではなく、名前のみ知る存在でした。
 初めてお目にかかったのは「ホシヅルパーティー」の会場です。いつだったかとネット検索してみれば、おお、2007年12月1日でしたか(→ここ参照)。
 そのとき藤原さんは某社の編集者でした。新たな企画を伺い、協力を頼まれましたが、残念ながらその企画は実現せず。もし実現していたら、藤原さんは私の担当編集者になっていたかもしれません。
 そんな藤原さんが、実は短歌や俳句の世界で大活躍をされていると知ったのはいつのことでしたか。覚えていませんけれど、そんなに昔のことではないと思います。
 で、赤尾兜子は藤原さんの師匠に当たるとのこと。
 本書の解説「異貌の多面体――赤尾兜子の俳句」冒頭に「赤尾兜子の俳句は異貌である」と書かれています。私はこの分野の門外漢ですが、少し読んでみたところ、確かに「異貌」を感じます。同時にそれは、藤原作品にも通じるような……。師弟関係ということが垣間見えたような気がしました。
 藤原作品との対比も含め、楽しませていただきます。
赤尾兜子の百句.jpg
コメント(2) 

コメント 2

藤原龍一郎

拙著をご紹介いただきありがとうございます。
赤尾兜子没後40年を超えて、その仕事が、忘れられないきっかけになればと思って、上梓しました。何とか、再評価されることになれば、うれしいのですが。
by 藤原龍一郎 (2021-06-03 19:21) 

高井 信

 尊敬する先人に対する想いの結晶ですね。素晴らしいと思います。再評価につながること、祈っております。
by 高井 信 (2021-06-03 21:02) 

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