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映画『血の復讐』

 今夜もDVDボックス『無敵の剣士たち』より、映画『血の復讐』を観ました。1953年のアメリカ作品です。
 舞台は1832年のパリ。主人公はロバート・ダンテス――エドモン・ダンテス(モンテ・クリスト伯)の息子です。軟派を絵に描いたような男で、父親とはずいぶん違います。映画はいきなりロバートと人妻の逢い引きシーンから始まるんですから、何をかいわんや。
 で、父親(モンテ・クリスト伯)は病弱で心臓が弱いという……。シャトー・ディフで14年間も耐えたエドモン・ダンテスが病弱!! いったい何がどうして、そんな情けないことになってしまったのでしょうか。
 こんな自分が近くにいては父親に心労をかけることになる。それは健康によろしくない。――ロバートはパリを離れ、モンテ・クリスト島の屋敷へ行くことにします。
 そんなロバートをつけ狙うのは、モンテ・クリスト家に恨みを抱く悪人たち(ダングラール、フェルナンetc)。色仕掛けに、ころっと引っかかるロバート。無実の罪を着せられ、採石場の重労働刑に服することになる。
 お約束の脱走。ロバートの逆襲が始まる。すったもんだ、すったもんだの末、ハッピーエンド。――なのですが、73分という尺は短すぎますね。特に採掘場から脱走したあとは、あれよあれよと終わってしまいます。
 楽しく観終えましたが、爽快感はあまりなく、ちょっと物足りないです。
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