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映画『狂熱の孤独』


 友人に「感染症の映画だよ」と教えてもらい、映画『狂熱の孤独』を観ることにしました。1953年のフランス・メキシコ作品です。
 ジャケットの紹介には――
>美しいイメージを保ち続けたジェラール・フィリップが、珍しく不精ヒゲをはやして野性味たっぷりの汚れ役に挑戦。
>舞台はメキシコの漁村。彼が演じるのは、お産で妻を亡くし酒浸りの日々を送る医師。
>だが、旅行で村を訪れ夫を伝染病で失ったフランス人の人妻と接して、忘れていた愛の感情を取り戻す。
>人妻に扮するのが、1930~50年代にかけて一世を風靡したフランス女優ミシェル・モルガン。
 そのフランス人の人妻というのが、病気の夫(かなり危険な状態)にキスをしようとし、夫に「伝染病かもしれない」と拒まれても「大丈夫よ」と強引にキスをするという……。まあ、コロナ禍の前でしたら何も感じないシーンだったでしょうけれどね。
 間もなく夫は死に、主人公と人妻との交流が始まるわけですが、そんなものは私にとってはどうでもよくて(笑)、興味は一点――感染症です。
 いやしかし……。感染拡大を防ぐため村は封鎖されたというに、この緊張感のなさときたら、呆れるばかりです。危機意識皆無。感染症対策もされているんだかされていないんだか。
 感染症映画を観ようと思ったわけで、そういった意味では期待外れでした。で、感染症のことは忘れて楽しむことにしたのですが、いつの間にやら主人公と人妻(未亡人)が愛し合うようになり、いきなりジ・エンド。え? ここで終わり? 消化不良の映画でした。
狂熱の孤独.jpg
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