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「大相撲名力士風雲録」第29号

 横綱のワースト記録を更新しまくって引退した稀勢の里。悪いイメージしか残っていないのですが、いや待てよ、決してそんな情けない力士ではなかったぞ、と。
「大相撲名力士風雲録第29号 稀勢の里 琴奨菊 豪栄道 高安」ベースボール・マガジン社(18)のDVDを観て、強かったころの稀勢の里を偲ぶことにしました。
 うん、強いよね。ただ残念ながら、横綱の器ではなかった。
 なぜ、これまでの通例を無視して横綱に昇進させたのか。なぜ、もう一場所見るという選択ができなかったのか。綱取りがかかれば稀勢の里はプレッシャーに負け、好成績を収めることはできなかったかもしれない(その可能性が高い)。しかしその時間軸であれば、大怪我をすることもなかったのではないか。いまも強い大関として土俵に上がっているのではないか。少なくとも、まだ引退はしていないのではないか。
 たられば話ではあり、結果はどうなっているかわかりません。しかし、あの時点で横綱に昇進させたのは間違いだと私はずっと言っていますし、いまも思っています。なぜ、ちゃんと規定を満たすのを待てなかったのか。規定を満たして昇進したのであれば、仮に大怪我をして、横綱として満足な結果を残すことができなかったとしても、悪いイメージは残らなかったでしょう。
 平幕に落ちながらも楽しそうに(そう見える)相撲を取っている琴奨菊を見ると、なおさらそんな思いが湧き上がってきます。
大相撲名力士風雲録29.JPG
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