『妻に捧げた1778話』
眉村卓さんの『妻に捧げた1778話』新潮新書(04年)が話題になっているとのこと。とても嬉しいです。
拙著『日本ショートショート出版史』ネオ・ベム(17)より関係箇所を(掲載書影とともに)抜粋、紹介いたします。(1997年の項より)
※
まずはこれから記そう。眉村卓の「日課・一日3枚以上」である。
7月16日、眉村卓は余命1年を宣告された妻を愉しませるために、毎日1編のショートショートを書くことを決意する。この日課は5年後の2002年5月28日、妻がこの世を去るまでの1778日間、1日も休むことなく続いた。
そのショートショートは『日がわり一話』『日がわり一話 第2集』(ともに出版芸術社/1998年)、『日課・一日3枚以上(全10巻)』(真生印刷株式会社/2000~2001年)、『妻に捧げた1778話』(新潮新書/2004年)、『僕と妻の1778話 メモリアルセレクション52』(集英社文庫/2010年)で読める。『日課・一日3枚以上(全10巻)』には各巻に100話、計1000話が収録されている。
2011年には『僕と妻の1778の物語』というタイトルで、この逸話を元にした映画が公開された。百瀬しのぶによるノベライズ『僕と妻の1778の物語』(角川文庫/2010年)もある。
※
この記事もご参考に。1777話目の掲載された新聞記事も紹介しています。
以下、最終回(1778話)の生原稿です。(映画パンフレットより)
当時、私は関西に住んでいて、眉村さんとはちょくちょくお目にかかっていました。奥さまの具合も伺っており……。
この最終回には涙腺が緩みました。
拙著『日本ショートショート出版史』ネオ・ベム(17)より関係箇所を(掲載書影とともに)抜粋、紹介いたします。(1997年の項より)
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まずはこれから記そう。眉村卓の「日課・一日3枚以上」である。
7月16日、眉村卓は余命1年を宣告された妻を愉しませるために、毎日1編のショートショートを書くことを決意する。この日課は5年後の2002年5月28日、妻がこの世を去るまでの1778日間、1日も休むことなく続いた。
そのショートショートは『日がわり一話』『日がわり一話 第2集』(ともに出版芸術社/1998年)、『日課・一日3枚以上(全10巻)』(真生印刷株式会社/2000~2001年)、『妻に捧げた1778話』(新潮新書/2004年)、『僕と妻の1778話 メモリアルセレクション52』(集英社文庫/2010年)で読める。『日課・一日3枚以上(全10巻)』には各巻に100話、計1000話が収録されている。
2011年には『僕と妻の1778の物語』というタイトルで、この逸話を元にした映画が公開された。百瀬しのぶによるノベライズ『僕と妻の1778の物語』(角川文庫/2010年)もある。
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この記事もご参考に。1777話目の掲載された新聞記事も紹介しています。
以下、最終回(1778話)の生原稿です。(映画パンフレットより)
当時、私は関西に住んでいて、眉村さんとはちょくちょくお目にかかっていました。奥さまの具合も伺っており……。
この最終回には涙腺が緩みました。
2017-11-23 10:41
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