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映画『鉄の爪』

 映画『鉄の爪』を観ました。1951年の大映映画です。
 ジャケットに――
鉄の爪.jpg
ある夜、都会の住宅地で奇怪な殺人事件が起きた。事件を目撃した被害者の情婦・雪江の言によれば、犯人はゴリラのような人間獣だったという。警察は捜査を開始するが、その過程に戦死したと伝えられていた雪江の夫・田代の存在が浮上する。田代は戦時中、南方の密林でゴリラに噛まれ、その毒素のため昂奮状態になると狂暴化する人間獣だったのだ! 主演の岡譲二が中溝勝三名義で原案を担当した、大映スリラー映画の代表作!

 おお、ゴリラ人間か! 嬉々としてDVDをプレイヤーにセットしたのですが、冒頭いきなり――
獣化妄想.jpg
 すっかり興醒めしてしまいましたが、とりあえず観ます。
 ゴリラ人間、出ないよなあ。そうだよな、妄想だもんな、などと思いながら観ていますと、終盤、人間がゴリラに変身していくシーンが! それも、どうやら現実のようで……。え? ウソ? 妄想じゃなかったの???
 狐につままれたような気分で、映画を見終わったのでした。
 映画自体は『ジキルとハイド』風の物語で、まあまあ楽しめましたけれど、それだけに最初の断り書きが残念。余分だったような気がします。
コメント(2) 

コメント 2

雫石鉄也

へー、こんな題名の映画がありましうたか。
私はフリッツ・フォン・エリックの伝記かと思いました。
by 雫石鉄也 (2017-01-20 10:09) 

高井 信

 まあ、どうしても連想してしまいますね。
by 高井 信 (2017-01-20 11:23) 

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