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『合成怪物の逆しゅう』

 予約してあった資料の用意ができたという連絡があったので、近所の図書館に行きました。館内を歩いていて、児童書SF――岩崎書店の冒険ファンタジー名作選がずらりと並んでいるのを発見。
 小学生のころ、私はSFなんて言葉すら知らなくて、当然のことながら子ども向けのSFはほとんど読んでいません。『見えない生物バイトン』とか『宇宙怪獣ゾーン』とか、少しは読みましたけれど、SFという認識は皆無でした。(→この記事参照)
 子ども向けに翻訳されたSFかあ。
 なんだか読んでみたくなり、適当に見繕って借りてきました。
合成怪物の逆しゅう.jpg まず読んだのは、レイモンド・F・ジョーンズ『合成怪物の逆しゅう』岩崎書店・冒険ファンタジー名作選(04)です。作者が映画『宇宙水爆戦』の原作者ということもありますが、表紙とタイトルにそそられたというのが大きいですね。
 陰謀によって殺され、その脳を人工頭脳に組み込まれた若き科学者。彼は自分の目・耳・口、そして手足となって動く生命体を創造し、同じ立場の仲間(生きている脳)たちと力を合わせて、自分を陥れたやつらへ立ち向かいます。悲しい結末が待っていますが、いやしかし、これも正解かなと思いました。
 とっても面白かったです。こんなの、子どものころに読みたかったなあ。
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