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『あしたは戦争』

 企画協力・日本SF作家クラブ『巨匠たちの想像力〔戦時体制〕あしたは戦争』ちくま文庫(16)を企画編集の中野晴行さんに送っていただきました。ありがとうございます。
あしたは戦争.jpg 戦争体験のある作家たちによるSFアンソロジー第1弾です(全3巻)。面白い切り口ですね。
 この本に収録されている10人の作者のうち、すでに過半数は鬼籍に入られています。戦後70年ですから仕方がないとはいえ無性に淋しいです。
 目次を眺めると、いくつか未読の作品があります。まずは特に気になった辻真先「名古屋城が燃えた日」を読みました。実は私、名古屋城の敷地内で産声を上げたのですよ。病院の建て替え期間、施設が名古屋城敷地内に移転していたとのこと。ちょうどその時期、その移転先で産まれたわけです。いやもちろん、記憶はありませんけどね。(プロフィールなどに「名古屋城生まれ」と記したいと思ったこと数知れず。ただ、事実誤認があるかもしれないので、控えています)
 ということで、「名古屋城が燃えた日」です。皮肉なオチが待っているショートショートであり、しかもリドルストーリーの側面も持っているではありませんか。もろに大好物です。さらには、リアルな名古屋弁! それを読んでいるだけでも嬉しくなってしまいます。
 こんな作品があるとは知りませんでした。中野さん、ありがとうございます。
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