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血風本あれこれ

 昨日、久しぶりに血風が吹きました。
 私にとって血風本の条件は――
(1)探求書、あるいは極めて好きな作家・作品。
(2)レア。
(3)たまに古本市場に出るが、けっこうな古書価がついていて、手が出ない。
(4)そんな本が数百円で売ってるのを発見。
 血がぞわぞわっとしますね。相場の半額以下とか、その程度では血風は吹きません。相場1000円とか2000円の本が100円で売っていても。
 書棚を眺めて、血風本を適当に抜き出してみました。若いころのことは忘れたので、ショートショートの資料を集めるために古本屋回りを再開して以降に限定。ですから、基本的にショートショートの資料です。
◎樹下太郎『プロムナード・タイム』東方社(66)
 これはブログを始める前に買った本ですね。買ってすぐに近所の喫茶店で読み終えてしまいました。それだけ読みたかったのですよ。
◎ジェラルド・カーシュ『オカルト物語』大陸書房(74)
 この記事参照。まだ記憶に新しいですね。
◎T・F・ポイス『山彦の家』筑摩書房(53)
 この記事参照。いただいた本ですから条件4からは外れますが、「差し上げます」と聞いた瞬間、ぞわぞわっと。
プロムナード・タイム.jpg オカルト物語.jpg 山彦の家.jpg
◎筒井康隆『時をかける少女』盛光社・ジュニアSF(67)
 この記事参照。実は、この日に買った超レア本がこれです。ショートショートではないけれど、これは買うしかないでしょう。ほんと、びっくりした。
◎ヒチコック選『私が選んだもっとも怖い話』徳間書店・ワールドホラー・ノベルシリーズ(68)
 この記事参照。北原さん、ありがとうございます。
◎荒俣宏・武内孝夫『世界の恐怖怪談』学研・ユアコースシリーズ(77)
 昨日見つけた本です。ぞわぞわっ、というほどではなく、ぞわっ、くらいですが。
時をかける少女.jpg 私が選んだもっとも怖い話.jpg 世界の恐怖怪談.jpg
 こんなことは年に1回あれば御の字ですね(「まあまあ満足」ではなく「最高に満足」の意です。念のため)。それだけでまた新たな気持ちで古本屋に通える(笑)。
 ほかにも何冊かありますが、今回はこれくらいで。古書相場はさほどでなくても、めちゃくちゃなレア本が100円でひょろんと目に飛びこんできたりすると、同じくぞぞぞっとしますけれど、今回は省きました。
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