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『私版・犯罪白書』ほか

 というわけで(→前の記事参照)、新刊書店とブックオフに行ってきました。
 まずは新刊書店で、
◎野上暁『出版人に聞く18 小学館の学年誌と児童書』論創社(15)
 手に取り、中身をぱらぱら見た瞬間、購入決定。これは面白そうです。
小学館の学年誌と児童書.jpg 私版・犯罪白書.jpg アナウンサーの日本語論.jpg
 続いて、滅多に行かないブックオフ。よく覚えていませんが、1年以上はご無沙汰しているでしょう。
◎佐野洋『私版・犯罪白書』徳間文庫(86)
 ショートショート集。斎藤栄『日本旅行(トラベル)殺人事件』天山文庫(91)と同様、ミステリ書誌のエキスパートであるTさんにご教示いただいた本です(→この記事参照)。
『日本ショートショート出版史』の初稿段階では、この本のことは(存在を知らなかったので当然)書いていません
「Hard SF Laboratory」の連載(140号に掲載の第3回)では触れていますが、この本の書影は掲載されていません。理由は簡単、持っていなかったからです。もちろん図書館で借りて内容確認はしています。入手困難と思われるものは表紙画像をスキャンしておきますが、これはすぐに買えると思ったので、何もせずに返却したのでした。
◎松平定知『アナウンサーの日本語論』毎日新聞社(13)
 松平アナといえば、忘れられないシーンがあります。
 何年前だったか忘れましたが、スポーツニュースで、一緒にキャスターを務めていた久保純子アナが「テニスのサーブって、すごいスピードじゃないですか」というようなことを口にしたのですね。すぐさま松平アナ、「“じゃないですか”と言われても、私は知りません」と言い、説教(ニュースそっちのけで、本気で説教)を開始しました。久保アナ、涙。
 私も「じゃないですか」は耳障りに思っていますから、松平アナの意見には大賛成です。ただ、生放送で説教しちゃうというのは……。すごい、松平アナ。
 ちなみに後日、久保アナがしれっと「じゃないですか」と口にするのを耳にしたときには、私、口あんぐりになりました。あの涙はいったい……。
 まだざっと眺めただけですが、148ページに久保アナとのエピソードが書かれています。
>彼女は『ニュース21』という夜のニュース番組の、二代目の女子アナでした。(中略)その番組で、彼女は「ナニゲニ」という言葉を使いました。これは、キモイ(気持悪い)と同等の、仲間うちだけで話す時に使う言葉という感覚があったために(後略)
 いやあ、やってくれますなあ。もう、隅から隅まで大賛成です。
 各局に松平アナみたいな人が10人くらいずついてくれたらなあ。
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