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『柔道一直線』

 なぜだか無性に『柔道一直線』を読みたくなって、購入。一気読みしました。原作・梶原一騎、画・永島慎二(終盤、斎藤ゆずるにバトンタッチ)。
柔道一直線1.jpg 柔道一直線(背).jpg
 もちろん初読ではありません。子どものころ、夢中になって読みましたし、TVドラマも楽しく観ていました。
 ウィキペデイアによりますと、1967年~1971年にかけて「少年キング」に連載、TVドラマは1969年6月22日~1971年4月4日放送。私は10歳~13歳だったのですね。
 数十年ぶりに再読し、『巨人の星』とあまりにも類似していることに気がつき、驚きました。主要登場人物のキャラクター設定が『巨人の星』と見事に重なっていますし、いくつかのエピソードもそっくり。もちろん『巨人の星』は読んでいたしアニメも観ていたのに、当時の私は全く気がつきませんでした。(←情けない)
 柔道のルールが間違って描かれていたり、苦笑せざるを得ない箇所も多いものの、まあ、些細なことでしょう(笑)。
 読んでいる間は面白かったのですが、この終わり方はいただけませんねえ。完全に忘れていて、こんなに尻切れトンボ的な終わり方だったのかと、がっかりしました。こんなところで打ち切ってはいけないでしょう。
 これまたウィキペディアによりますと――
>ネコ・パブリッシング版 全7巻(唯一、外伝3編と大完結編を収録したコミックス)
 なんと、大完結編とな! ネコ・パブリッシング版の第7巻を買えばよいのかな。


 TVドラマ、懐かしいなあ。
コメント(4) 

コメント 4

雫石鉄也

「柔道一直線」なとかしいなあ。私もこれのテレビは観てました。
近藤正臣が足でピアノを弾いたのはこれでしたね。
それから吉沢京子。大ファンでした。かわいかったな。代表的な清純派女優でしたね。
これ、木村政彦が
http://blog.goo.ne.jp/totuzen703/e/2219943b34ca6d9c5bd310c05a795241
柔道監修してたんですね。知りませんでした。
by 雫石鉄也 (2015-08-14 10:46) 

高井 信

 マンガとドラマは全くの別物と思いますが、どちらも楽しかったです。
>それから吉沢京子。大ファンでした。
 吉沢京子といえば、大車輪(鉄棒)をするシーンが強く記憶に残っています。明らかに別人だったので(笑)。

 ちなみに私、高校時代は柔道部に所属。入部に際しては、『柔道一直線』の影響があったと思います。
by 高井 信 (2015-08-14 13:03) 

橘 まるみ

「柔道一直線」の最終回(大完結編)は、宝島社の「いきなり最終回―名作マンガのラストシーン再び」シリーズで読みました。
 名作マンガの最終回ばかりを集めた本です。
「巨人の星」も「あしたのジョー」も、きれいに最終回を迎えていましたけど、「タイガーマスク」、「侍ジャイアンツ」については、中途半端な最終回に感じました。
 その「巨人の星」も、続編の「新巨人の星」や「巨人のサムライ炎」(物語中盤を収録)になると、中途半端でした。
「あしたのジョー」の、リドル・ストーリーみたいな最終回を嫌がる人もいるとは思いますが、また別問題です。
 青年漫画ではなく、あくまでも少年漫画なので、結末はあちらの方なのでしょうけど。
 それにしても「いきなり最終回」とは、ショートショートという言葉の日本誤訳みたい。
by 橘 まるみ (2015-08-17 22:03) 

高井 信

 そんな本、出てましたねえ。マンガに限らず、結末だけ読みたい(知りたい)とは思わないので、完全スルーしていましたが、こういうケース(単行本に真の最終回が収録されていない)では重宝しますね。
 機会があれば、読みたいと思います。――とは言いつつ、ネット検索で大完結編のおおよそは判明してしまったのでした。便利というか味気ないというか。
by 高井 信 (2015-08-18 05:54) 

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