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『黄金バット』


『黄金バット』、好きでしたねえ。TVアニメも実写映画も。調べてみますと、映画は1966年12月公開、TVアニメは1967年4月~翌年3月まで放送。私が9歳~10歳のときですね。製作者のターゲット、ど真ん中の世代だったのではないかと思います。
 さて。
 北原尚彦さんのツイッターを読みに行ったら、何やらナゾーの「ローンブロゾー」が話題になっていまして……。
「ローンブロゾー」かあ。懐かしいなあ。――と、なんとなく永松健夫『黄金バット(全2冊)』桃源社(75)を手に取りました。むか~しに買った絵物語です。
黄金バット.jpg
 第1巻「なぞの巻 地底の国」には都筑道夫が解説を書いています。紙芝居版『黄金バット』の思い出を語ったもので――
>グリーン・ゴッドは―中略―ナゾーが「ローンブロゾー」と叫びながら登場するように、「ゴットンゴットンわっはっは」と、奇妙な笑い方をしながら、死神みたいな大鎌をふりかざして、出現したものだ。
 ―中略―
>悪の権化ナゾー博士が、「ローンブロゾー」と叫んで現れるのは、犯罪人類学の創始者の名を借用したものだろうけれど、「超人バロム」というテレヴィジョン番組では、巨大な片手の化けものが「フィンガー」と叫んで現れて、私を捧腹絶倒させた。もともと日本の化けものは、「ももんぐゎあ」と叫びながら、出てきたものだ。
 いやはや、すごいですねえ。こういうの、だ~い大好き。怪人が「ゴットンゴットンわっはっは」なんて現れたら、呆然となりますよ(笑)。(「超人バロム」は脱字と思われますが、そのままにしてあります)

 動画検索していて、こんなの発見。


【追記】
 ふと、私のなかにあるアニメはモノクロであることに気がつきました。まだ家にカラーテレビがなかったんですね。しみじみ……。
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