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『珍種ハンター ウネリン先生』

 田丸雅智くんが新著『珍種ハンター ウネリン先生』学研教育出版(15)を送ってくれました。ありがとうございます。
珍種ハンター ウネリン先生.jpg 封筒を開けると、まるでコミックみたいな装幀・大きさの本がはいっていて、一瞬、どうしてこんな本が? と思いましたが、作者名を見て――あ、田丸くんか。
 今回、児童書なんですね。表紙に「10本の読み切り短編集」と書かれていますけれど、この長さはショートショートでしょう。収録作品数が少ないのは、児童書ゆえ活字が大きくてイラストも多いため。
 非常に読みやすくて、ちょっと読み始めたかと思ったら、あっという間に読み終えてしまいました。いやまあ、ショートショート10編なのですから当然ですけど。
 珍種の生物を巡るドタバタを描いた連作ショートショート集。――これはアイデアストーリーの黄金パターンですね。珍種の生態は楽しいし、登場キャラクターもうまく書き分けられていて、いい感じです。
 こういった小説を読みまくってきた人間からすれば物足りない点もありますが、これは仕方がないこと。うぶな子どもたちは目を輝かせて読むのではないでしょうか。
 学校図書館関係者の皆さん、よろしく~。

 あ。ウネリン先生は「珍種ハンター」というよりも「珍種コレクター」ですね(笑)。
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