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『突然ノックの音が』ほか

 久しぶりに新刊書店に行ってきました。
◎エトガル・ケレット『突然ノックの音が』新潮クレスト・ブックス(15)
 全38編収録。すべての小説が「突然ノックの音がした」で始まる……わけではありません。「突然ノックの音が」というタイトルの作品が巻頭に配されているだけなんですよ。しかもそれすら冒頭は「話をしてくれ」。にもかかわらず、こんなタイトルを付けちゃうのは反則でしょう(笑)。
◎「文藝別冊 赤瀬川原平」KAWADE夢ムック(14)
 ショートショート15編も収録。
◎伊藤潤二『溶解教室』少年チャンピオンコミックスエクストラ(15)
「溶解教室」5編に加え、6ページの単発マンガ(ショートショート!)2編も収録。
突然ノックの音が.jpg 文藝別冊 赤瀬川原平.jpg 溶解教室.jpg
◎紀田順一郎『幻島はるかなり 推理・幻想文学の七十年』松籟社(15)
 紀田順一郎の回想録。まさに、待ってました! です。すべて興味深いですが、「推理小説、幻想文学の世界 思い出の人々」の章に、星新一、厚木淳、間羊太郎という、私も世話になりまくった方々の名前が並んでいるのを目にして、うるうる……。
 同じく松籟社から出た『戦後創成記ミステリ日記』(06)、『幻想と怪奇の時代』(07)、『幻想怪奇譚の世界』(11)と並べておきます。いずれも素晴らしい!
幻島はるかなり.jpg 戦後創成記ミステリ日記.jpg 幻想と怪奇の時代.jpg 幻想怪奇譚の世界.jpg
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