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神保町

 所用で東京(お茶の水)へ行ってきました。
 いろいろあり、あまり長居はできないのですが、お茶の水といえば神保町の古書街。せっかくだから古書店回りをしたいなあ。古書店回りといえば北原尚彦さん(笑)。――ということで案内を頼んだら、快諾してくれました。
 そうこう計画を立てているとき、森田裕さんから別件メール。上京の予定も書かれていて、あら、私が上京する日(つまり今日)、東京におられるではないですか。「よかったら神保町にいらっしゃいませんか」とお誘いしました。森田さんとは1年前から親しくメールの遣り取りをさせていただいていますが、まだお会いしたことがないのです。ぜひこの機会に。
 そんなこんなで上京。用事が終わったあと、東京古書会館(即売会、開催中)で待ち合わせ。軽く会場内を眺めたあと、三省堂で開催中の古書市へ移動。ここもざーっと眺め、近所のファミレスで食事&お話。いやあ、めちゃ楽しかったですね。北原さんのことは前から知っていますが、森田さんも想像通りの、いや想像以上に楽しい方でした。とにかくその知識たるや、すさまじい。
 北原さんからは、代理購入していただいていた本を受け取りました。
◎「別冊 田中圭一」創刊号/はぁとふる売国奴(14)
 帰りの新幹線車内にて読みました。これ、薄い本のなかで(私のなかでは)群を抜いて面白いです。
◎「戦前『科学画報』小説傑作選」第2号/黒死館附属幼稚園(14)
 森田さんからはお土産に貴重なファンジンをいただきました。
◎「スーパー・ノバ」9号/スーパー・ノバ発行会(68)
 うわ。清水義範がアマチュア時代に出していた同人誌だ~。しかもSF特集! 筒井康隆、野田宏一郎の「私のベスト5」を掲載。なんとこれ、沖慶介(=清水義範)がアンケートをお願いしたと書かれています。ほかにも柴野拓美の長文お便りも掲載。ありがとうございます~~~~~~~。
別冊田中圭一.jpg 戦前『科学画報』小説傑作選2.jpg スーパー・ノバ.jpg
 そんなこんなで、あっという間に2時間経過。
依光隆展.jpg すぐそばのギャラリー(文房堂神田本店)で「依光隆展」開催中とのことで、皆で向かいました。
 これが想像以上に充実した展示でありまして、大満足。原画のみならず、古い児童書SFもずらりと展示されています。森田さんや北原さんの解説を聞きながら鑑賞できるとは、なんと幸せな! 今月末日まで開催とのことですから、皆さんもぜひ!
 その後、古本屋をふらふらし、帰途につきました。
 今日は疲れているので、収穫報告はまたあとで。
コメント(7) 

コメント 7

北原尚彦

 今日はどうもでした。
 森田さん・高井さん・わたくしと、世代を超えてSF話&古本話ができて、滅茶苦茶楽しかったです。
 「依光隆展」など、タイミングも良かったですよね。
 おみやげの古本もありがとうございました!
by 北原尚彦 (2015-01-24 00:54) 

高井 信

 いやあ、楽しかったですねえ。森田さんと北原さんの洋書話、まったくついていけませんでしたが、それも含めて。
 SFという共通認識事項(それも、皆かなり深く)があると、いいですね。初対面とは思えないくらい話が弾む。年齢差はあっても、どっかに行ってしまいます。
 ただ、楽しすぎて、肝心の古本屋が少ししか回れませんでしたが(笑)。今度また、時間のあるときゆっくりと。酒でも飲みながら、と思っています。
 ありがとうございました。
 今後ともよろしくね。
by 高井 信 (2015-01-24 07:37) 

高井 信

 あ、飲みながら古本屋を回るわけではないです(笑)。古本を充分に満喫したあと、居酒屋へ。収穫を披露しつつ飲む酒(私の場合、ビール)はまた格別です。
by 高井 信 (2015-01-24 07:51) 

森田 裕

 高井さん、北原さん、ありがとうございました。
 お二人の後について神田の古本屋をまわるなんていう贅沢な機会は滅多にありません。本を手にとりながら、もれ聞こえてくる薀蓄を聞いているのがとても楽しかったです。
 「依光隆展」も、原画狂の私には貴重でした。
 楽しい1日でした。
by 森田 裕 (2015-01-24 07:57) 

高井 信

 森田さんもお疲れさまでした。楽しすぎちゃって、帰りの新幹線のなかで、ずーっと反芻していましたよ。
 それと、「スーパー・ノバ」、ありがとうございました。まさか、のお土産! 大切に保管します。
 またの機会がありましたら、ぜひ飲みましょうね。今回、時間がなかったのが本当に残念です。
by 高井 信 (2015-01-24 08:12) 

山本孝一

読んでいるだけでこちらまで楽しくなるレポートでした。
本を読むだけでなく、会ってあれこれ話をするというのもSFファンの楽しさのひとつです。
北原さんにはまだお会いしたことはないのですが、森田さんとは何度かお会いしてます。おっしゃるとおり森田さんは、小説から昔のSF事情からSFアートまで何でもご存じ。
こういう方々と何やかやと話をするというのはSFファンとしての醍醐味だと思います。

by 山本孝一 (2015-01-24 09:46) 

高井 信

 山本さんもご一緒できたら、もっと楽しかったでしょうね。私の都合で、そんなに長居はできなかったのですが、最高の時間を過ごすことができました。
 あ、そうそう。山本さんの話もちらと出ましたよ。ブラッドベリの話のなかで。
by 高井 信 (2015-01-25 10:09) 

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