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『カネを積まれても使いたくない日本語』ほか

 昨夜、ふと――
 映画『幕末高校生』のDVDレンタル、いつ始まるのかなあ。
 と思いました。ネット検索してみますと、来年1月16日にレンタル開始。もうすぐですね。楽しみに待ちたいと思います。
 ついでにあれこれ検索していましたら――おお、ノベライズ(小学館ジュニア文庫)やコミカライズ(フラワーコミックス)が出ているのですか。コミカライズ、読みたいなあ。6月の発売か。そろそろブックオフに出回っているかもしれないな。←新刊で買う気、ゼロです(笑)。
 ちょっと散歩がてら、近所のブックオフを覗いてみました。もちろん一昨日とは別の店です。残念ながら、お目当ての『幕末高校生』は見当たりませんでしたが、けっこう嬉しい収穫がありました。
カネを積まれても使いたくない日本語.jpg 変身のニュース.jpg まいにち薔薇いろ.jpg
◎内館牧子『カネを積まれても使いたくない日本語』朝日新書(13)
 この気持ち、よくわかるなあ。同じようなこと、私もブログにしょっちゅう書いています。
 これとは少し違うけれど、最近、『使いたくても使えない日本語』というのを考えています。
 当たり前のことですが、文章を書くからには、読者に自分の真意を伝えたいと思っています。しかし、誤用が広まっている現在、それは難しいのですよね。
 たとえば、ここに挙げられている「うがった見方をする」「にやける」「失笑する」「割愛する」「姑息」といった言葉。ほかにも「確信犯」「憮然」「敷居が高い」「恣意的」「さわり」などなど、自分の真意が伝わらないかもしれないと危惧する言葉、いくらでもあります。
 読者は本来の意味を知っているのか、あるいは間違った知識しか持っていないのか、それとも両方とも知っていて、適宜判断してくれるのか。――読者全員が両方を知ってくれていれば問題ないのですが、そんなことは期待できません。となれば必然的に、こういう言葉を使うのはやめよう、となるのです。
 いちいち、「本来の意味での」なんて註釈をつけるわけにもいかないし、困ったものであります。ふう。
帯.jpg
◎宮崎夏次系『変身のニュース』モーニングKC(12)
「宮崎夏次系の短編がショートショートっぽくて、面白い」とTさんに教えてもらったのはいつだったか。はっきり覚えていませんが、半年くらい前かなあ。
 以後、ブックオフに行くときは留意していたのですが、なかなか見かけず、なんとか1冊目を見つけたのは10月末のことです(→この記事)。今回、ようやく2冊目。Tさんによると、「これが最もお勧め」ということなので、期待しています。
◎『田辺聖子全集』編集室編『まいにち薔薇いろ 田辺聖子 A to Z』集英社(06)
 巻末に「短編六話」を収録。いずれも短いです(嬉)。

【追記】
「幕末光合成」という言葉が浮かび、妄想が広がっております(笑)。
テロップ.jpg
【追記2】
『カネを積まれても使いたくない日本語』を読み始めました。頷きまくっていますが、25ページで、ん?(右の画像。クリックで拡大表示されます)

 確かにその通り。しかしながら、4年以上も前に記事(→これ)に書きましたように、出演者が「召し上がる」と言っているのにテロップでは「食べれる」となっているケースもあります。出演者がちゃんと「食べられる」と言っているのにテロップは「食べれる」となっているケースはしょっちゅうです。こっちのほうがずっと深刻な問題ではないかと思うのですが。
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