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『黒い破壊者』

黒い破壊者.jpg 脳波.jpg 折れた魔剣.jpg
 中村融さんから編著『黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選』創元SF文庫(14)を送っていただきました。ありがとうございます。
 収録されている作家は、リチャード・マッケナ、ジェイムズ・H・シュミッツ、ポール・アンダースン、ロバート・F・ヤング、ジャック・ヴァンス、A・E・ヴァン・ヴォークトの6名。――うわあ、たまりません。ことに、あとの4人ですね。ほんと、大好きな作家たちです。
 ロバート・F・ヤングジャック・ヴァンスヴァン・ヴォークトについては、以前に記事にあれこれ書いています。各名前に過去記事へのリンクを貼っておきましたので、よろしければお読みください。
 ブログには書いていませんが、ポール・アンダースンも大好きな作家の1人なのです。最初に読んだのはご多分に漏れず『脳波』ハヤカワSFシリーズ(62)だったと思います。もろに50年代黄金期SF! こんなの大好物!
 ほかにも『タイム・パトロール』ハヤカワSFシリーズ(66)、『魔界の紋章』ハヤカワSFシリーズ(70)など、夢中になって読みました。――などと言いつつ、最も私の記憶に残っているのは『折れた魔剣』ハヤカワ文庫SF(74)だったりしますが(笑)。
 そんな私ですから、本書の目次を眺めているだけで嬉しくなってしまいます。中村さんのお仕事、素晴らしすぎます!
コメント(2) 

コメント 2

山本孝一

ああ、もう読むことができるのですか。うらやましい。
たまらないメンバーと収録作ですね。
リチャード・マッケナ「狩人よ、故郷に帰れ」(本邦初訳)は掲載誌のF&SF誌を持ってますが(昔、岡田正哉さんからいただいたのです)エムシュの華麗な表紙絵がすばらしく、どんなお話なのだろうとずっと思い続けていた作品です。
ヴァンスの「海への贈り物」も懐かしい。SFマガジンを読み始めた頃に読み(もう50近く昔!)今も覚えてます。
どの作品も人類と宇宙生命体とのコンタクトが主題ですが、こんな力作ばかりじゃなく、息抜きというか箸休めにちょっとした小品もあっても良かったのにという気もします。
アーサー・ポージスの「高価な獲物」(SFM1966年12月号)のような。
私も書店に注文してあるので入荷するのが楽しみです。
これからもこんなアンソロジーをお願いしたい。
by 山本孝一 (2014-11-23 16:24) 

高井 信

 中村さんには感謝感謝です。
 でも山本さん、本邦初訳の「狩人よ、故郷に帰れ」と雑誌初出版の初完訳「黒い破壊者」以外は読んだのではないでしょうか。いずれも「SFマガジン」に訳載されたものですから。
>これからもこんなアンソロジーをお願いしたい。
 この本が評判になり、どっかーんと売れれば! ですね。
by 高井 信 (2014-11-23 18:10) 

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