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ネオ・ベムSSシリーズ

 大熊宏俊さんがこんなこと書くし、こんなもの見せるから……(笑)。
書影.JPG
 今回、扉にも凝ってみました(下の真ん中の画像)。もどき仲間と並べると――おお、壮観!(嬉)
 内容は……裏表紙(表4)より抜粋しましょう。
裏表紙.jpg
 ということで、限定1部の門外不出です。いやまあ、作るのが予想以上に面倒臭かったというのもありますけれど(苦笑)。
『SF雑誌99の謎』から半年あまり。場数を踏み、作業に慣れましたし、製作手順にもあれこれ工夫を加えてきました。最初のころと比べれば圧倒的に手間を軽減することに成功したのですが、変型本を手作りするのは文庫本の比ではありませんでした。しかもこれだけの厚さ(184ページ)があると、なおさら。
 薄くすれば手間は大幅に軽減されるでしょうけれど、これくらいの束は欲しいですよね。実はページ数を増やすため、あえて活字のポイント数を上げているのです。
 ふう。

【追記】この記事のコメント欄参照。
うるさい宇宙船etc.jpg
 B5用紙を使ったら製本にどの程度の手間がかかるのか気になってきて、ひょひょいと表紙をデザイン。こんなのを作ってみました(→左の画像)。本文は必要ないので白紙。ほほお。これだと、かなり楽に製本できますね。上下の小口はカットする必要がないため、実に美しいですし。
 ふと思いつき、サイズの合うビニカバを付けて本物と並べてみました(→右の画像)。1冊目の反省点を踏まえ、著者名を大きくし、少し上に配置。2冊目はより本物に近づいております。
 ネオ・ベムSSシリーズの3冊目――もし作れば、ですが、いいものができそうです。

【追記2】11月6日
『うるさい宇宙船』にとんでもない誤植を発見。初刊本の発行年が1958年になっているのです。本物が出始めて、間もないころではないですか。私も生まれたばかり。
 これ実は、最初は「昭和58年」としてあったものを西暦に変更したのですよ。しかし「昭和」を「19」に変えただけで、下2桁を修正するのを忘れたという次第。
 やっつけ仕事は、こういうことがままあります。実験的に作ってみたメモ帳とはいえ……。反省。
コメント(7) 

コメント 7

大熊宏俊

おおすばらしい!
全国の”贋本つくり”者のやる気(自己満足心ともいう)に油をそそぐ逸品ですね(^^;
by 大熊宏俊 (2014-11-05 10:42) 

高井 信

 ありがとうございます。こんなの作ったのは大熊さんのせいですよ(笑)。
 作ったあとで気がついたんですが、本物の縦はB5用紙の短辺とほぼ同じ長さなんですね。私はそれに気づかずA4用紙を使っていて、4辺をカットしなければなりませんでした(この作業が最も面倒)。さらに、表紙と本文の位置を合わせるのも一苦労。
 しかしB5用紙を使えば上下をカットする必要はなくなります。位置を合わせるのも格段に楽でしょう。それに、版下を作るのも。
 今回はどうせ他人には読ませられないものなので(笑)、新たに作ったりはしませんけれど,次回、何か作りたくなったら、B5用紙で。
by 高井 信 (2014-11-05 15:12) 

大熊宏俊

なるほど、参考になります。
こういうのって、ノウハウが蓄積されていきますよね。
by 大熊宏俊 (2014-11-05 22:31) 

尾川健

いいですねえ。書棚に並ぶ銀背は美しい…。
『うるさい宇宙船』の裏表紙は書影も入って、さらに本格的に…。
1001番から始まっているのも素晴らしいです!
by 尾川健 (2014-11-05 22:48) 

高井 信

>いいですねえ。書棚に並ぶ銀背は美しい…。
 いやほんと。
 ウィキペディアを見たら、
>ハヤカワ・SF・シリーズは、早川書房が1957年12月から1974年11月までに318冊刊行したSF小説の叢書。
 とありました。最終巻が出てから、ちょうど40年!
 これだけSFファンに愛されている叢書は、ほかにないでしょうね。
by 高井 信 (2014-11-06 07:35) 

小林正利

す、すごい…。だまって、「ハヤカワ・SF・シリーズ」のそばに並べて、誰彼となく呼んでみたい。人は必ず、本棚をチェックするので、その反応を見て、酒のつまみに。
by 小林正利 (2015-08-25 13:32) 

高井 信

 小林さん、いらっしゃいませ。
>「ハヤカワ・SF・シリーズ」のそばに並べて、
 うちではそうなっております(笑)。
by 高井 信 (2015-08-25 14:00) 

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