「字宙塵」
昨年来、私が若かりしころ(おもに10代)に書いた小説ほかを手作り冊子化していることは、拙ブログの読者ならご存じと思います。最初は、とにかく恥ずかしくて仕方がなかったのですが、読んでくれた方々の反応はさほど悪くなく、それどころか楽しんでくれている様子。そうなると、だんだん私も楽しくなってきます。いやもちろん、恥ずかしいのは恥ずかしいのですけれどね。
そして、ついに!
自分ひとりで遊んでいればいいものの、友人知人(先輩後輩)を巻き込んでしまいました。
「これこれこういうファンジンを出そうと思っている。『若書きゆえ恥ずかしいけれど、一生懸命書いてたなあ。楽しかったなあ、あのころ』と思う作品、もしよければ提供してくれませんか?」と声をかけたところ、あっという間に作品が集まり、とんとん拍子に発行へ。――それがこの「字宙塵」です。
掲載されている作品は、最も新しくても30年以上、古くは半世紀前、ファンジンなどに発表されたものです。おそらく作者本人は恥ずかしくてたまらないでしょうが(その気持ち、よくわかります)、どれも魅力的です。若書きゆえの稚拙さがないとは言いません。にもかかわらず、読み物として面白いのは言うまでもなく、皆のルーツが垣間見え、楽しいことこの上ないのです。
なるほど~。私の手作り冊子を読んだ方々は、こういうことを言っていたのかもしれませんね。なんだかわかったような気がします。
作品をご提供いただいた皆さま、ありがとうございました。お陰で、すっごく楽しいファンジンができあがりました。数日中にお手元に届くと思います。楽しみにお待ちください。
ちなみに、私は高校2年のときに書いたショートショートとエッセイをチョイスしました。ちょうど40年前に書いたものであります。
おっと。いちおう創刊号としましたが、2号以降はたぶん出ないと思います(笑)。
あ、そうそう。
なぜ誌名を「字宙塵」にしたかというと――
・「宇宙塵」追悼を込めて。
・私は一度も「宇宙塵」に寄稿したことがなく、それが心残り。せめて……。
そして、ついに!
自分ひとりで遊んでいればいいものの、友人知人(先輩後輩)を巻き込んでしまいました。
「これこれこういうファンジンを出そうと思っている。『若書きゆえ恥ずかしいけれど、一生懸命書いてたなあ。楽しかったなあ、あのころ』と思う作品、もしよければ提供してくれませんか?」と声をかけたところ、あっという間に作品が集まり、とんとん拍子に発行へ。――それがこの「字宙塵」です。
掲載されている作品は、最も新しくても30年以上、古くは半世紀前、ファンジンなどに発表されたものです。おそらく作者本人は恥ずかしくてたまらないでしょうが(その気持ち、よくわかります)、どれも魅力的です。若書きゆえの稚拙さがないとは言いません。にもかかわらず、読み物として面白いのは言うまでもなく、皆のルーツが垣間見え、楽しいことこの上ないのです。
なるほど~。私の手作り冊子を読んだ方々は、こういうことを言っていたのかもしれませんね。なんだかわかったような気がします。
作品をご提供いただいた皆さま、ありがとうございました。お陰で、すっごく楽しいファンジンができあがりました。数日中にお手元に届くと思います。楽しみにお待ちください。
ちなみに、私は高校2年のときに書いたショートショートとエッセイをチョイスしました。ちょうど40年前に書いたものであります。
おっと。いちおう創刊号としましたが、2号以降はたぶん出ないと思います(笑)。
あ、そうそう。
なぜ誌名を「字宙塵」にしたかというと――
・「宇宙塵」追悼を込めて。
・私は一度も「宇宙塵」に寄稿したことがなく、それが心残り。せめて……。
2014-10-01 18:26
コメント(6)
いま気がつきました。
「字宙塵」に掲載されているのはショートショート5本、エッセイ2本、コラム1本。ショートショートのファンジンと言ってもいいのでした(嬉)。
by 高井 信 (2014-10-03 07:36)
「字宙塵」が届きました。ありがとうございました。読ませていただきました。
ショートショートあり、翻訳あり、評論にエッセイと、まさにSFファンジン華やかなりし頃のようにな楽しさです。
私も本家の「宇宙塵」に入会してましたが、お便り欄にすら載ったことはありませんでした。それが「字宙塵」にショートショート載せていただけたとは。はずかしいけど、うれしいです。
柴野さんにこの「字宙塵」を見ていただきたかったなぁ。
『また、なんというファンジンを…』などとおっしゃりながらも、あの柴野スマイルできっとにこにこされたことでしょうなぁ。
by 山本孝一 (2014-10-03 20:00)
ほんと、楽しいファンジンができあがりました。ご協力に感謝です。
>柴野さんにこの「字宙塵」を見ていただきたかったなぁ。
>『また、なんというファンジンを…』などとおっしゃりながらも、あの柴野スマイルできっとにこにこされたことでしょうなぁ。
森東作さんに、ご遺族にお渡しくださいと託しました。いずれ柴野さんに届くと思います。喜んでくれると確信しています。
by 高井 信 (2014-10-03 22:15)
「字宙塵」届きました!ありがとうございます。
さっそく読みました。……うん、自分の16歳の原稿は16歳なりですが、みなさん、若い頃からしっかりしたもの書いてらしたんですねえ。感服。
特に高井さんの「大衆小説を読む」と中村融さんの「剣と魔法とSF」。いま読んでも、紹介されてる作品を読みたくなります。後者、『パステル都市』が原題表記されてますが、まだサンリオSFで訳されてない時期だったんですねえ。しみじみ。
山本さんもお書きになってますが、創作・評論&エッセイ・翻訳と、バラエティ豊かで楽しい内容でした。
なんと申しますか、SFがただひたすら楽しかった時代を、ちょっと思い出すことができました。ありがとうございました。
by 北原尚彦 (2014-10-04 13:59)
ご協力いただき、ありがとうございます。北原さんもやっぱり、最初はショートショートなんですね。初めての小説であんなにうまく書かれては、たまりません。
>SFがただひたすら楽しかった時代
まさに! とにかく、何もかも楽しかったです。
by 高井 信 (2014-10-04 15:32)
進呈させていただいた方々からお礼メールが届いています。なかには完全に「宇宙塵」と勘違いされている方もいて、してやったり、と(嬉)。
「宇宙塵」と近しければ近しいほど、そう見えてしまうのでしょうね。
内容に関しても、全体的に評判は悪くなく、企画&編者としては嬉しい限りです。第2号を作りたくなってきましたが、「若書きの恥ずかしい作品」を提供してくれる方、いるかなあ(笑)。
by 高井 信 (2014-10-09 11:25)