SSブログ

「SFマガィジンマガイ」

 ファンジンのレプリカを作ろうとして、困っちゃうのが紙の色です。ことに古いファンジン(わら半紙を使っているものが多い)はもともと茶色いのに、年月を経てさらに茶色くなっているケースも多く、それをスキャンしてモノクロ印刷すると、かなり読みにくくなります。カラー印刷すればいいのでしょうが、ただの文字原稿をカラー印刷したくないし、それにカラー印刷しても美しくないことには変わりないし。
 と書くと、え? モノクロでスキャンすればいいのでは? と思われる方もいるでしょう。まさにその通り! しかし恥ずかしながら私、モノクロでスキャンできるなんて、知らなかったのですよ。さらに、ペイントを使えばカラー画像をモノクロに変換できることも……。
 カラーをモノクロでコピーできることは知っていた(←常識)し、実際たまに使っているのに、なぜ? いま思えば不思議ですが、事実なのですから仕方がありません。
 先日、ふとしたきっかけでそれを知り、試しに茶色の激しいファンジンをモノクロ・スキャンしてみたら――おお、紙が白い! カンゲキ!
 またレプリカを作るときに……と、そのときは何もしなかったのですが、つい先ほど――
 そうだ、「SFマガィジン」のレプリカを作っちゃお。
 と思い立ちました。「SFマガィジン」についてはこの記事をご参照ください。画像をアップしたページ(目次を含む最初の4ページ)はまあまあ白っぽいんですが、あとのページは見事に茶色い。こんなのです。
現物.jpg
 もちろんこのファンジン、現物を持っているわけで、レプリカは不要。にもかかわらず、なぜレプリカを作ろうと思ったかというと――要するに「SFマガィジンマガイ」です。これを思いついた途端、無性に作りたくなってしまって(笑)。
「SFマガィジン」は石原藤夫さんが作られたファンジン資料集に画像が収録されていますから、改めてスキャンする必要はありません。カラー画像をモノクロ変換するだけ(表紙はそのままカラー)。表紙込み32ページだから、さほど手間でもないし。
 変色の度合いにもより、モノクロ化すると文字が薄くなりすぎて、読めなくなることもあります。それが心配でしたが、「SFマガィジン」は大丈夫でした。
 変換して割付けして、印刷。こんなにきれいにできました(嬉)。
レプリカ.jpg
SFマガィジン.jpg 表紙はこのように。
 A4用紙に印刷。上下左右の余白部分(印刷できない数ミリ)をカットしますから、本物より一回り小さくなってしまいますが、気になるほどではありません。おそらく本物と並べなければ気がつかないのでは?
 ということで、完成です。>「SFマガィジンマガイ」
 あ、本物は平綴じですが、マガイは中綴じです。中綴じにしてくれと言わんばかりの、表紙込み32ページ(笑)。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。