SSブログ

映画『怖がる人々』

 昨夜、映画『怖がる人々』を観ました。和田誠監督によるオムニバス作品です。原作は椎名誠「箱の中」、日影丈吉「吉備津の釜」、筒井康隆「乗越駅の刑罰」、平山蘆江「火焔つつじ」、筒井康隆「五郎八航空」。
 筒井康隆原作の2編は以前に観たことがあり、両作品とも深く印象に残っています。特に「五郎八航空」! これは大傑作だと思います。何度観ても笑える。
怖がる人々.jpg 百物語.jpg
 実は2日前、『白石加代子「百物語」ベストセレクション1』を観たのですよ。白石加代子による朗読の舞台をDVDに収めたもので、収録されているのは三遊亭円朝「江島屋騒動」と筒井康隆「五郎八航空」! この「五郎八航空」がまた、破壊的な面白さでして……。
 白石加代子の「五郎八航空」を観るのは初めてではありません。生の舞台を観たこともあるし、昨年6月にはCDでも楽しみました(→この記事)。CDでも充分に楽しいですが、DVDだと――すなわち映像があると、破壊力が桁違いですね。思わず声を出して笑ってしまいました。

 というわけで、尾川健くんに貸してもらった筒井康隆ソフト、これにて終了です。いやあ、楽しかった!
 ありがとうございました。
コメント(2) 

コメント 2

山本孝一

「乗越駅の刑罰」が映像化されていたのですか。怖いなぁ。
私は筒井さんの作品で、怖くて、嫌で二度と読みたくない短編があります。「乗越駅の刑罰」と「懲戒の部屋」です。
「乗越駅の刑罰」の映像化なんて想像するだけで恐ろしいです。
もうひとつ、筒井さんの「走る取的」も怖いでした。
本当に怖くて、ずっと頭に残っていましたが、横綱だった曙がボブ・サップにあっさりと負けたのを見てようやくその呪縛から逃れられたように思います。

by 山本孝一 (2014-07-20 17:52) 

高井 信

「乗越駅の刑罰」も面白かったですよ。ただ、怖くはないですね。「五郎八航空」もそうですが、主人公の身になれば怖いけれども、観ている分には笑えます。

>横綱だった曙がボブ・サップにあっさりと負けた
 あの試合は衝撃――いや、笑撃でした(笑)。
by 高井 信 (2014-07-20 19:34) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。