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『藤子・F・不二雄の異説クラブ』

異説クラブ.jpg 今週の火曜日に買った本のうち、最初に読んだのは横山光輝『野獣』講談社漫画文庫(08)、続いては伊藤潤二『魔の断片』朝日新聞出版・Nemukiコミックス(14)……って、なんだか優先順位が間違っているような気もしますが(笑)、今日は藤子・F・不二雄『藤子・F・不二雄の異説クラブ』小学館(14)を読むことにしました。「藤子・F・不二雄大全集」の別巻です。
 タイトルは『ドラえもん』の1編「異説クラブメンバーズバッジ」から採られています。本書巻頭にはその「異説クラブメンバーズバッジ」のダイジェストが掲載されていますが、ダイジェストではつまらない。同作品(『ドラえもん[恐竜編]』小学館コロコロ文庫(94)に収録)を読んでから、本書に取りかかりました。
 いやこれ、面白いですね。優れたSF入門書であり、SF読書案内でもあります。藤子・F・不二雄作品の原点が垣間見られ、その点でも興味深いですし、隅から隅まで楽しめます。『ドラえもん』やSF(すこし・ふしぎ)短編のお好きな方は必読でしょう。
ドラえもん[恐竜編].jpg まんがゼミナール.jpg 恐竜ゼミナール.jpg まんが技法.jpg
 今月末には「藤子・F・不二雄大全集」の最終巻『藤子・F・不二雄のまんがゼミナール/恐竜ゼミナール』が刊行されるとのこと。この本は『異説クラブ』の姉妹編と言ってもいいでしょうね。特に『まんがゼミナール』にはアイデア発想のヒントがてんこ盛りで、お勧めです。
◎藤子不二雄Ⓕ『まんがゼミナール』てんとう虫ブックス(88)
◎藤子・F・不二雄『恐竜ゼミナール』てんとう虫ブックス(90)
◎藤子・F・不二雄『藤子・F・不二雄のまんが技法』小学館文庫(00)*『まんがゼミナール』の改題文庫化
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