豆本『シミリ現象』
私のショートショートで最もよく知られているのは、おそらく「シミリ現象」であろうと思います。その「シミリ現象」を書いたのは1974年の夏(この記事参照)。――おお、ちょうど40年前!
実は私、しばらく前から豆本を作りたい欲求に駆られていまして(笑)。
40年と気がついた瞬間、これだ! いい記念になるし。
中綴じ冊子でしたら、ちゃちゃっと作ってしまうのですが、豆本の作製には中綴じ冊子とは段違いの手間がかかりますから、そういうわけにはいきません。まとまった時間が必要です。
あれから数週間、あれこれ一段落し、いざ決行。――つい先ほど、完成しました。A7判、38ページ。
常日ごろ、私のショートショート研究にエールを送っていただいている方々に進呈しようと思っています。
実は私、しばらく前から豆本を作りたい欲求に駆られていまして(笑)。
40年と気がついた瞬間、これだ! いい記念になるし。
中綴じ冊子でしたら、ちゃちゃっと作ってしまうのですが、豆本の作製には中綴じ冊子とは段違いの手間がかかりますから、そういうわけにはいきません。まとまった時間が必要です。
あれから数週間、あれこれ一段落し、いざ決行。――つい先ほど、完成しました。A7判、38ページ。
常日ごろ、私のショートショート研究にエールを送っていただいている方々に進呈しようと思っています。
2014-07-02 21:27
コメント(5)
>「シミリ現象」を書いたのは1974年の夏――おお、ちょうど40年前!
ああ、もうそんなになりますか。
ついこのあいだのことに思えるのですが。
1974年の夏といえば、「インドの狂える猛虎」タイガー・ジェット・シン(T・シン)がアントニオ猪木と因縁の抗争劇を始めた頃ですねぇ。
T・シンがサーベルを振り回して新日本プロレスのリングに乱入してきたころに、高井信(T・シン)さんはペンを振り回してショートショート界に乱入してこられたのですねぇ。
あのころは良かった。
星新一さんも元気にショートショートを書いておられたし、外国のショートショート集のアンソロジーも翻訳されたし、のちらはショートショート専門誌まで発刊されました。
いい時代でしたねぇ。
昔は良かったなぁ。
またあんな時代が来ないかなぁと当時を懐かしむのでした。
by 山本孝一 (2014-07-04 19:20)
>ああ、もうそんなになりますか。
はい。まだ山本さんとも知り合っていません。SF読み始めて4年半くらいのころです。
>高井信(T・シン)さんはペンを振り回してショートショート界に乱入
あはは。乱入というほど暴れてませんが(笑)。
>いい時代でしたねぇ。
ほんと! 何もかも楽しかったです。
by 高井 信 (2014-07-04 23:16)
私、40年前は10歳でした。
で、今は息子が10歳。
ウチの子供クンはまだ本なんて読まないからなぁ。
そういえば、私自身もそうだった。星さんのSSを読みはじめたのは中学に入ってからだから、愚息の2年後に期待です。
by 橋本喬木 (2014-07-05 11:12)
私が星さんを知ったのは、たぶん中学2年のときです。それまで、ショートショートなんて知りませんでしたし、日本人がSFを書いているということすら知りませんでした(笑)。
本を読むこと自体は小さいころから好きでしたけど。
息子さんが読書の楽しさに目覚めるといいですね。中学・高校時代に読んだ本は一生の財産になります。
by 高井 信 (2014-07-05 13:59)
「シミリ現象」ですが、ショートショート研究家の高井信がネオ・ヌルに投稿し掲載されたと認識しているらしい人がいると知り、びっくり。
ご存じない方のために書いておきますと、私は「シミリ現象」が豊田有恒さん編のアンソロジーに再録されたのをきっかけにSF作家への道を歩みました。これでも数百編の小説(おもにSF)を発表してきたのです。現在ではショートショート研究家でもありますが、私の人生での比重でいえばSF作家が圧倒的に重いです。
「SF作家の高井信」や「SF作家でショートショート研究家でもある高井信」には頷けますが、「ショートショート研究家の高井信」には、?となります。
by 高井 信 (2014-08-30 23:35)