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『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

 廣嶋玲子『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』偕成社(13)を読みました。全6編からなる連作短編集です。
銭天堂.jpg 不思議な品物を売る店・銭天堂と、その女主人・紅子を中心に繰り広げられる物語。――不思議な店で買った不思議な品物によって巻き起こる騒動を描いています。こういうパターン自体は特に目新しいものではありません。江坂遊のショートショートにも何編かあったような……。
 このタイプの小説で大切なのは、どんな品物か、どんな騒動が起きるのか、結末はどうなるのか、です。いずれの面でも、この作品集は魅力的ですね。面白くて、一気に最後まで読んでしまいました。――しっかしまあ、品物を買った面々、ちゃんと説明書を読まないなあ。ほんと、呆れるくらい(笑)。

◎ウエルズ『魔法を売る店 魔法の品を売るふしぎな店の物語』旺文社ジュニア図書館(75)
◎荒俣宏編『魔法のお店』奇想天外社(79)
◎荒俣宏編『新編魔法のお店』ちくま文庫(89)*上の大幅増補改訂版
魔法を売る店.jpg 魔法のお店.jpg 新編魔法のお店.jpg
 魔法の店って楽しいですね。わくわくします。
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