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短命の叢書

 先ほどの記事の続きです。

 2冊で終わった叢書……と思いを巡らせました。
 多くのSFファンが真っ先に頭に浮かべるのは室町書房〈世界空想科学小説全集〉(通称:室町書房のSFシリーズ)ではないでしょうか。
◎アイザック・アシモフ『遊星フロリナの悲劇』1955年1月30日第1刷印刷発行
◎A・C・クラーク『火星の砂』1955年2月28日第1刷印刷発行
 しかしながら、私が生まれる前の発行で、特に思い入れがあるわけではありません。
 その点、創樹社〈創樹ファンタジー〉は発行時に読み、続刊を楽しみにしていましたので、2冊で終わってしまったときには本当に残念だったことを覚えています。
◎チャールズ・G・フィニイ『ラーオ博士のサーカス』1976年9月20日第1刷発行
◎ハーマン・ウォーク『月で発見された遺書 ロモコメ報告書』1976年10月20日第1刷発行
 ほかにもたくさんあるでしょうけれど、まず私の脳裡に浮かんだのは、この2叢書でした。
世界空想科学小説全集.jpg 創樹ファンタジー.jpg
 1冊で終わった叢書となりますと、これもたくさんあると思いますが、私にとっては、以下の2種に尽きます。
◎眉村卓『燃える傾斜』東都SF/1963年5月20日第1刷発行
◎早川書房編集部編『現代恐怖小説集1 十三階の女』ハヤカワ・サスペンス・シリーズ/1963年10月31日発行
 もちろん当時のことは知らず、特に思い入れがあるわけではないのですが……。
燃える傾斜.jpg 十三階の女.jpg
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