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「復刻叢書 島久平作品集」

 ミステリ書誌の研究家・戸田和光さんは、『国内戦後ミステリ作家 作品目録 極私的・拾遺集』という素晴らしい成果を世に出しておられます。
 私がこの私家版の存在を知ったのは、拙ブログに戸田さんがコメントを寄せてくれたことがきっかけです。さっそく注文しまして、その情報量に口あんぐり状態。
 戸田さんはほかにも、探偵小説作家・島久平の作品を独自に編集し、自費出版されています。
 昨年、4冊を刊行。そそられないではなかったのですが、注文するには至りませんでした。
 ところが数日前、なんとなく戸田さんのサイト「ミステリ書誌の吹きだまり」を読みに行きましたら、新たに2冊の刊行告知があり、そのうちの1冊は――
>5 見えない女
> ※伝法探偵が登場する表題作など、掌編ミステリー16編とショートショート21編を収録。
 うひゃ。これは買わなければ。
 ほかに、広義のショートショートと思われる作品が収録されている巻も複数冊あり、この機会に、全6冊まとめて注文。で、本日到着しました。
復刻叢書1 人魚の舌』2012年5月27日発行
復刻叢書2 死にます』同上
復刻叢書3 金銀捕物帳』同上
復刻叢書4 死神館の恐怖』同上
復刻叢書5 見えない女』2013年2月25日発行
復刻叢書6 泣いて笑って、殺せ!』同上
 いずれもピッタリ200ページ! 読みごたえがありそうです。
 興味のある方は、ここをご覧くださいね。
1:人魚の舌.jpg 2:死にます.jpg 3:金銀捕物帳.jpg 4:死神館の恐怖.jpg
5:見えない女.jpg 6:泣いて笑って、殺せ!.jpg 推理SFドラマの六〇年.jpg
 以下、蛇足です。
 この件で、当然のことながら戸田さんとメールのやりとりをしました。そのなかで、注文とは全く関係ないのですが、戸田さんが上野友夫『推理SFドラマの六〇年 ―ラジオ・テレビディレクターの現場から』六興出版(86)に触れられました。
 おお、懐かし! と書棚から取り出してきて、久しぶりに、ざっと目を通しました。貴重な放送データが満載であることはもちろん、作家たちとの交遊録という観点からも楽しい本です。
 星新一に関して気になる記述もあり、調査しないといけないなと思っているところです。
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