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『人生はSFだ』

 荒巻義雄さんからご著書――『骸骨半島』林檎屋文庫(11)と『人生はSFだ』札幌時計台ギャラリー(13)を送っていただきました。ありがとうございます。
骸骨半島.jpg 人生はSFだ.jpg
『骸骨半島』は荒巻さんの第一詩集で、昨年、北海道新聞文学賞を受賞されました。『人生はSFだ』は、「北海道新聞」夕刊に連載(2012年11月26日~12月17日/全16回)された「私のなかの歴史」を中心にまとめられた荒巻さんの自伝です。
 まずは『人生はSFだ』を読みました。
 Ⅰ ご先祖様万歳
 Ⅱ 人生はSFだ
 Ⅲ 記憶の落ち穂――不思議への旅
 以上の3部構成です。荒巻SFの古くからの愛読者としては、いずれのパートも楽しめましたが、特に興味津々に読んだのは、やはり「Ⅱ 人生はSFだ」ですね。
 SFとの出合いは吉祥寺の古本屋で見つけた元々社・最新科学小説全集。
 初めて書いたSFは、ファンジン「CORE」創刊号(1965年2月)に寄稿したショートショート「しみ」(魚澄昇太郎名義。この作品はここで読めます)。
 SF評論「術の小説論」が「SFマガジン」1970年5月号に掲載。同8月号にはSF短編「大いなる正午」が掲載され、SF作家としてデビュー。
『神聖代』ほかの裏話あれこれ。
 伝奇小説に手を染めるようになり、さらに架空戦記小説にも。(架空戦記小説の発行部数に驚愕!)
 本当に興味深くて楽しくて、一気に読了しました。
「Ⅱ SFは人生だ」の冒頭には「私は今年、七九歳です。普通は現役引退を考えるころでしょうが、あと一〇年は小説や詩を書きたいし、SF評論や美術評論もやりたい」と書かれています。
 脱帽&拍手!
 ご健康、ご健筆をお祈り申し上げます。
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