映画『大脱走』
改めて言うまでもなく、私はSFの大ファンです。好きな小説や映画を挙げろと言われたら、その上位のほとんどはSFが占めるでしょう。しかしながら、ベスト1の座につくのはSFではありません。
小説でしたら黒岩涙香『巌窟王』、映画でしたらジョン・スタージェス監督の『大脱走』なんですよね。ベスト5とかベスト10を選ぶとなると悩むでしょうけれど、ベスト1でしたら全く悩みません。『巌窟王』と『大脱走』は私にとって、まさにオールタイム・ベスト1なんですよ。何があろうと、この座は揺るがないと思います。
『巌窟王』のことは何度も書いていますから、今回はさらっと流して、『大脱走』のことを……。
この映画を初めて観たのは、小学6年のときだったと思います。テレビのロードショー。前後編の2週連続放送で、後編が待ち遠しかったこと! その後も、テレビ放送があるたびに観ていますし、ビデオやDVDも買っちゃいました。とにかく、理屈抜きに楽しいんです。好きなんです。
下の写真は左から、ハヤカワ文庫NV(77)、ビデオ、DVDです。
いま気がつきました。ビデオは約165分、DVDは173分なんですね。8分の違いは何なのかな。ちょっぴり気になります。
小説でしたら黒岩涙香『巌窟王』、映画でしたらジョン・スタージェス監督の『大脱走』なんですよね。ベスト5とかベスト10を選ぶとなると悩むでしょうけれど、ベスト1でしたら全く悩みません。『巌窟王』と『大脱走』は私にとって、まさにオールタイム・ベスト1なんですよ。何があろうと、この座は揺るがないと思います。
『巌窟王』のことは何度も書いていますから、今回はさらっと流して、『大脱走』のことを……。
この映画を初めて観たのは、小学6年のときだったと思います。テレビのロードショー。前後編の2週連続放送で、後編が待ち遠しかったこと! その後も、テレビ放送があるたびに観ていますし、ビデオやDVDも買っちゃいました。とにかく、理屈抜きに楽しいんです。好きなんです。
下の写真は左から、ハヤカワ文庫NV(77)、ビデオ、DVDです。
いま気がつきました。ビデオは約165分、DVDは173分なんですね。8分の違いは何なのかな。ちょっぴり気になります。
2011-12-20 23:50
コメント(6)
私も、「大脱走」大好きです。
http://blog.goo.ne.jp/totuzen703/e/f14c0050ccc434570e3399d059fb36b4
この映画、神戸は三宮の阪急会館のお別れ上映会の映画でした。もちろん私も観に行って阪急会館にお別れをしました。
http://blog.goo.ne.jp/totuzen703/e/f128bfac2da396553a5692627f094d69
この映画の監督のジョン・スタージェスの「荒野の7人」もだいすきです。マックィーン、ブロンソン、コバーンの3人は両方に出ています。3人とも好きな俳優さんです。
by 雫石鉄也 (2011-12-21 09:49)
『荒野の七人』も面白かったですが、『大脱走』とは比べられないですね。好きすぎるんです。>『大脱走』
by 高井 信 (2011-12-21 17:14)
マックィーンのオートバイが見せますが、あれは自転車、ボートと乗り継ぐコバーンの悠々たる脱出ぶりとの対比がいいんですよね。
by 堀 晃 (2011-12-22 00:27)
笑いを生むのは緊張と緩和と言ったのは桂枝雀さんだったでしょうか。この映画は笑いではないですけれど、緊張と緩和のバランスが絶妙であると思います。刑務所内の日常は(表面上は)のどかで、緩和そのもの。しかし、脱走計画が発覚しそうになると(あるいは発覚すると)緊張が走ります。脱走したあとも、やはり同じです。次に何が起こるのか知っていても、わくわくどきどきはらはらしちゃうんですよね。
なんだか、久しぶりに観たくなってきました。
by 高井 信 (2011-12-22 09:23)
>笑いを生むのは緊張と緩和と言ったのは桂枝雀さんだったでしょうか。
笑いというのは「緊張の緩和」であるとおっしゃっていたと思います。
なにかちょっとした緊張があり、どうなるのだろうと思っていると、そこにオチがあり、なァんだそういうことだったのかと緊張が緩和され、ほっとして笑いが生れる…そんな説だったと思います。
ショートショートのオチで笑うのもこの理屈じゃないでしょうか。
元プロレスラーの故・山本小鉄さんは『ミステリとプロレスは似ている。どちらも反則ギリギリが一番面白い』とおっしゃっていたそうですが、『SFとプロレスは似ている。どちらも反則ギリギリが一番面白い』としたほうが私にはもっとピンときます。
反則ギリギリだからこそ「緊張の緩和」の度合いも大きいのです。
by 山本孝一 (2011-12-22 17:32)
あ、「緊張の緩和」でしたか。「緊張と緩和」とは似て非なるものですね。『大脱走』は「緊張の緩和」ではなくて、「緊張と緩和の絶妙なバランス」が魅力と思います。
ミステリで反則はタブーですが、SFでは多少の反則は許されるのではないでしょうか。プロレスと同じですね。
by 高井 信 (2011-12-22 22:16)