映画『ソイレント・グリーン』
映画『ソイレント・グリーン』を観ました。原作はハリイ・ハリスン『人間がいっぱい』ハヤカワSFシリーズ(71)/ハヤカワ文庫SF(86)です。
人口爆発した未来世界(映画では2022年)を舞台にしたSF映画。若いころに観たはずなんですが、衝撃の(でもないかな)のラスト以外ほとんど覚えていなくて、驚くやら情けないやら。ここまで忘れていると、初めて観るのと同じですね(苦笑)。
感想は……。う~~~ん、どうなんでしょ。まあ、可もなく不可もなく、ってところでしょうか。かすかに残っている印象では、もう少し面白かったような気がするのですが……。
映画と小説では、舞台となる時代が違っています。ハヤカワSFシリーズ版のストーリー紹介から引用しますと――
1999年夏。そのころ世界は、―中略―あらゆる燃料資源が枯渇し、地表が毒され、動植物が絶滅に瀕した地球の上で、70億の人間が飢え、ひしめき、憎みあいつつみじめな日々を送っていた……
現実世界では、つい先日――10月31日に世界の人口が70億を突破したんですよね。SF作家の未来予測よりも10年あまり遅れました。
ちなみに、人口爆発をテーマにしたSFで私が最も好きなのは筒井康隆の短編「人口九千九百億」です。たぶん中学2年か3年のときだったと思いますが、笑いながら読み、読み終えて呆然としてしまったことを覚えています。
人口爆発した未来世界(映画では2022年)を舞台にしたSF映画。若いころに観たはずなんですが、衝撃の(でもないかな)のラスト以外ほとんど覚えていなくて、驚くやら情けないやら。ここまで忘れていると、初めて観るのと同じですね(苦笑)。
感想は……。う~~~ん、どうなんでしょ。まあ、可もなく不可もなく、ってところでしょうか。かすかに残っている印象では、もう少し面白かったような気がするのですが……。
映画と小説では、舞台となる時代が違っています。ハヤカワSFシリーズ版のストーリー紹介から引用しますと――
1999年夏。そのころ世界は、―中略―あらゆる燃料資源が枯渇し、地表が毒され、動植物が絶滅に瀕した地球の上で、70億の人間が飢え、ひしめき、憎みあいつつみじめな日々を送っていた……
現実世界では、つい先日――10月31日に世界の人口が70億を突破したんですよね。SF作家の未来予測よりも10年あまり遅れました。
ちなみに、人口爆発をテーマにしたSFで私が最も好きなのは筒井康隆の短編「人口九千九百億」です。たぶん中学2年か3年のときだったと思いますが、笑いながら読み、読み終えて呆然としてしまったことを覚えています。
2011-11-10 22:11
コメント(6)
私は、この映画は、封切り時、映画館で観ました。
エドワード・G・ロビンソンが「田園」を聞きながら死んでいくシーンだけ、記憶にあります。
by 雫石鉄也 (2011-11-11 09:00)
あら。雫石さんもあまり覚えておられませんか。私だけじゃないんですね。SFファンの間ではよく知られた映画と思いますから、ちょっぴり意外です。
by 高井 信 (2011-11-11 11:29)
劇場公開時にはわたしは小学生なので、さすがに観ておりません。
後にSFファンになってから、TV放映された際に観た覚えがあります。
by 北原尚彦 (2011-11-11 13:01)
私もテレビです。
調べてみましたら、日本公開は1973年6月9日。え~と、私は15歳ですね。「SFマガジン」は読んでいましたから、映画のことは知っていたと思いますが、あの時代、映画館だの喫茶店だの、子どもは1人で行ってはいけない場所でした(笑)。
by 高井 信 (2011-11-11 13:46)
私もテレビで見た映画派です。
「この映画の結末は当たり前の話で、ここから先の話がこれからのSFになる」
てな感じの事を、筒井さんが言ってはったような気がします。
by 橋本喬木 (2011-11-11 19:39)
確かラストは原作とは違って、映画のオリジナルだったように記憶しています。
筒井さんのご意見は、その通りですね。
by 高井 信 (2011-11-11 22:25)