ドラマ『妖蝶記』
ひょんなことから、香山滋「妖蝶記」がドラマ化されていることを知りました。
この記事ほか、何度か書いていますように、私は香山滋の大ファンです。好きな作品は多数ありますが、思い入れという点でナンバー1は、文句なしに「妖蝶記」です。
私が「妖蝶記」を初めて読んだのは、忘れもしません、怪奇幻想小説専門誌「幻想と怪奇」第6号(1974年3月号)でした。もちろん再録で、初出は探偵小説専門誌「宝石」1958年1月号です。

いやもう、大袈裟な表現ではなく、ぶっ飛びましたね。この1作で、完全KO。香山滋の著作を求めて古本屋を回りまくったのは懐かしい思い出です。ふと思いましたが、この行動パターン――「わっ、面白い。もっと読みたい。古本屋を回るぞ」は、あれから40年近く経った現在でも変わっていませんね(笑)。
それはともかく――
そんな「妖蝶記」がドラマ化されていると知っては、観ないわけにはいきません。DVDを入手して、さっそく鑑賞しました。

うっ。こ、この時代設定は……。「小間使いのアサ」が「メイドのアサ」になっちゃったりして、この違和感は厳しいですね(苦笑)。
ストーリーは原作に忠実で――忠実すぎるくらい忠実でした。少し照合しただけですが、セリフもほとんど原作と同じようです。役者の演技や特撮など、不満な点は数多くあったとはいえ、原作をミョーな具合に改変していないのは嬉しかったですね。
自主制作作品ということで、正直なところ、まるっきり期待していなかったのですが、けっこう楽しく観られました。
「妖蝶記」は多くの作品集やアンソロジーに収録されていますが、この短編を表題とする作品集は、以下の3冊です。
『妖蝶記』講談社ロマン・ブックス(59)
『妖蝶記 代表短篇集 下』牧神社・異色絵本叢書(75)
『妖蝶記 香山滋傑作選 Ⅲ』教養文庫(77)
この記事ほか、何度か書いていますように、私は香山滋の大ファンです。好きな作品は多数ありますが、思い入れという点でナンバー1は、文句なしに「妖蝶記」です。
私が「妖蝶記」を初めて読んだのは、忘れもしません、怪奇幻想小説専門誌「幻想と怪奇」第6号(1974年3月号)でした。もちろん再録で、初出は探偵小説専門誌「宝石」1958年1月号です。


いやもう、大袈裟な表現ではなく、ぶっ飛びましたね。この1作で、完全KO。香山滋の著作を求めて古本屋を回りまくったのは懐かしい思い出です。ふと思いましたが、この行動パターン――「わっ、面白い。もっと読みたい。古本屋を回るぞ」は、あれから40年近く経った現在でも変わっていませんね(笑)。
それはともかく――
そんな「妖蝶記」がドラマ化されていると知っては、観ないわけにはいきません。DVDを入手して、さっそく鑑賞しました。

うっ。こ、この時代設定は……。「小間使いのアサ」が「メイドのアサ」になっちゃったりして、この違和感は厳しいですね(苦笑)。
ストーリーは原作に忠実で――忠実すぎるくらい忠実でした。少し照合しただけですが、セリフもほとんど原作と同じようです。役者の演技や特撮など、不満な点は数多くあったとはいえ、原作をミョーな具合に改変していないのは嬉しかったですね。
自主制作作品ということで、正直なところ、まるっきり期待していなかったのですが、けっこう楽しく観られました。
「妖蝶記」は多くの作品集やアンソロジーに収録されていますが、この短編を表題とする作品集は、以下の3冊です。
『妖蝶記』講談社ロマン・ブックス(59)
『妖蝶記 代表短篇集 下』牧神社・異色絵本叢書(75)
『妖蝶記 香山滋傑作選 Ⅲ』教養文庫(77)



2011-11-10 12:46
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