岸本佐知子のエッセイ集

短い怪談とショートショートの線引きには悩ましいものがあり、そういう意味でも興味深い内容ですが、それはさておき――
以前から、「実話怪談」という存在が気になっていました。(「創作怪談」に対する「実話怪談」。「怪談実話」との使い分けについては、同書168ページに)
今回、この本を読んでいて、ふと思ったんです。――「実話怪談」があるのなら、「実話ショートショート」があってもいいのでは?
で、つらつら考えていて、気がつきました。――あは。それって、エッセイではないですか。
福地泡介のダジャレ・エッセイ(リストはここ)なんて、まさに実話ショートショートの傑作と言えると思います。
最近では、岸本佐知子のエッセイ集も要チェックです。以下、リストアップしておきます。
『気になる部分』白水社(00)/白水uブックス(06)
『ねにもつタイプ』筑摩書房(07)/ちくま文庫(10)




2011-08-05 13:41
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