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半村良のファン出版

〈続 半村良のお客になる会〉の会報「赤き酒場」3月号(第399号)が届きました。
赤き酒場399号.jpg 藤浦正暢さんが半村良グッズのことを書いていて、豆本『深奥への回線』(この記事参照)についても触れられています。
>半村良ショートショート・シリーズ1となっているが、2は出ていない。
 とのこと。続刊がないとわかり、ほっとしました。出ていれば探求書となり、その入手が超困難なのは目に見えていますからね。
 そのほかにも、懐かしいファン出版物やグッズがずらり。私が持っていなくて、気になったのは――
>「半文庫Ⅰ」
>文庫の半分サイズで半文庫、ⅠとなっていますがⅡは出ていない。
>出版時は単行本未収録の5編を収集。
 収録されているのはショートショートなんでしょうか。だとしたら探求書となり……。

 うちにも半村良関連のファン出版物はあります。おもなものを紹介しましょう。
『半村良演目 1963-1976』幻狩乞食館(1976.11.25発行)
『凡人午睡』*発行元も発行日も記載されていませんが、藤浦さんの紹介文によると、(『深奥への回線』と同じく)SF図書館発行とのこと。文庫サイズのエッセイ集。
『妖星伝辞典(上)』妖星伝辞典編集部(1980.10.1発行)*うちには上巻しかなく、下巻が出ているのか気になっています。この本だけは藤浦さんの紹介にありません。「以下次回に続く」とありますので、次回に紹介されるのでしょうか。
『妖星伝画集』妖星伝辞典編集部(1982.8.1発行)
半村良演目.jpg 凡人午睡.jpg 妖星伝辞典(上).jpg 妖星伝画集.jpg
 思えば、〈続・半客会〉の皆さんとも、長い付き合いになりましたねえ。しみじみ……。

【追記】
 ご参考までに――
 続 半村良のお客になる会HP
 半文居 半村良オフィシャルサイト

【追記】3月27日
 続報を書きました。→『半文庫Ⅰ』
コメント(3) 

コメント 3

藤浦正暢

『妖星伝辞典』については多分次号に掲載されますが、(下)は出ておりません。
昨年、私の半村さんに関する蔵書(単行本、新書、文庫、資料グッズ等)は、現在半村さんの版権所有者である清野夫人(半村さんの実弟の奥さん)にお譲りしました。残ったのはサイン本とかダブり本です。まだしょっちゅう、本をどうにかしろと家内から責められています。
あと、『妖星伝画集』のお買い上げ、ありがとうございます。
by 藤浦正暢 (2011-03-23 21:45) 

山本孝一

「半文庫 1」ですが
「信じなかった男」
「終末」
「賄賂のききめ」
「嚏 (くしゃみ)」
「ゼロへの旅立ち」
の5篇が収録されてます。

しかし『妖星伝辞典(上)』も『凡人午睡』も豆本『深奥への回線』も持っていません。
いろいろと出ているものですなぁ。
by 山本孝一 (2011-03-23 23:25) 

高井 信

 藤浦さん。
 さっそく、ありがとうございます。
 下巻は出ていないとのこと。ほっとしたような残念なような……。
 ご遺族への譲渡というのはいいですね。私も蔵書の整理を考えていて、その選択肢のひとつにしたいと思います。

 山本さん。
「半文庫Ⅰ」の情報をありがとうございます。
「信じなかった男」以外は短く、ショートショートと言ってもいい作品ですね。これは探さなければ!
by 高井 信 (2011-03-24 08:00) 

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