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『ザ・クレーター』

 1月17日、映画『アメリカン・シビル・ウォー』を観たことを記事に書きました。アンブローズ・ビアスの短編「ある将校」「良心の問題」「アウル・クリーク橋の事件」を原作とするオムニバス映画です。
 記事にも書きましたが、とにかく「アウル・クリーク橋の事件」ですね。初めて小説を読んだときの衝撃は忘れられません。
 で、先日です。知人Mさんが「手塚治虫が似たようなマンガを描いていますよ」と教えてくれました。『ザ・クレーター』中のエピソード「生けにえ」とのこと。
『ザ・クレーター』は読んだことがあるはずですが、そんな話は覚えていません。確認しようにも本を持っていなくて、秋田文庫版(全2巻)を買いました。
ザ・クレーター1.jpg ザ・クレーター2.jpg
 まずは「生けにえ」です。――なるほど。確かに似ています。ただ、「生けにえ」は冒頭でネタバレ全開(笑)。似てはいますが、「アウル・クリーク橋の事件」とは物語の作り方が違いますし、作品のテーマもまるっきり別のところにありますね。
 続いて、ほかの作品も読みました。「三人の侵略者」「オクチンの大いなる怪盗」「大あたりの季節」といったあたり、記憶に鮮明に残っていました。初出誌リストには、「少年チャンピオン」1969年~1970年に掲載とあります。もしかすると、『ザ・クレーター』は雑誌掲載時に読んだだけで、単行本は読んでいないかもしれません。となれば、「生けにえ」は読んでいない可能性もあります。ま、いずれにしても40年くらい前の話でありまして……(笑)。
 新鮮だったり懐かしかったり、非常に楽しく読むことができました。
 Mさん、ありがとうございました。
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