映画『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』
今朝。ふと――
ここんとこ、新刊書店に行ってないなあ。
と思いました。定かではありませんが、たぶん1ヶ月くらい足を運んでいないのではないか、と。
いけないですねえ。――ちょっぴり反省しつつ、行きつけの書店に行ってきました。
◎バリー・ユアグロー『真夜中のギャングたち』モンキーブックス(10)
全47編収録。こんな本が出ているとは知りませんでした。バリー・ユアグローの短編集リストはこちらです。
◎大森望編『きょうも上天気 SF短編傑作選』角川文庫(10)
この本は、取り置きを頼んでありました。浅倉久志訳の短編SFアンソロジーです。全9編。ほとんど既読のような気がしますが、浅倉ファンとしては買わないわけにはいかないでしょう。
購入したのは以上の2冊。1ヶ月もご無沙汰している割には、買いたい本は少なかったです。
さて、話はがらりと変わって――
映画『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』を観ました。
ちょっと前、『吸血巨大ヒル襲来!』という映画を観たんですね。タイトル通り、巨大なヒルが人を襲う映画です。2008年――つまり2年前の映画なんですが、ストーリーは古めかしく、出てくる巨大ヒルは「私、ゴムでございます」(笑)。とてもじゃないですけど、最近の映画とは思えません。
調べてみたところ、1959年に作られた『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』のリメイクと判明しました。約50年の歳月を経たリメイク! 元の作品がどんなだったのか、興味が湧いてしまったというわけです。
『吸血巨大ヒル襲来!』は『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』のシナリオをほぼ忠実に踏襲したものでした。『吸血巨大ヒル襲来!』では古めかしく感じたストーリーも、『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』では納得。何しろ51年前の映画なんですからね。着ぐるみ然とした巨大ヒルも、これまた納得。モノクロ作品ということもありますが、「私、ゴムでございます」ヒルよりもいい感じです。
半世紀も前の映画をリメイクするなら、少なくとも映像技術面では大きなプラス要素がなければ駄目と思います。その点、『吸血巨大ヒル襲来!』は失格ですね。はっきり言って、『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』のほうがずっと面白かったです。
何年か前、やはり巨大なヒルが人を襲う『ザ・ヒル』という映画を観ました。2002年の作品なんですが、「私、ゴムでございます。糸で引っぱられています」(笑)。
現在の特撮技術であれば、もっとリアルなヒル映画を作れると思うんですが……。
ここんとこ、新刊書店に行ってないなあ。
と思いました。定かではありませんが、たぶん1ヶ月くらい足を運んでいないのではないか、と。
いけないですねえ。――ちょっぴり反省しつつ、行きつけの書店に行ってきました。
◎バリー・ユアグロー『真夜中のギャングたち』モンキーブックス(10)
全47編収録。こんな本が出ているとは知りませんでした。バリー・ユアグローの短編集リストはこちらです。
◎大森望編『きょうも上天気 SF短編傑作選』角川文庫(10)
この本は、取り置きを頼んでありました。浅倉久志訳の短編SFアンソロジーです。全9編。ほとんど既読のような気がしますが、浅倉ファンとしては買わないわけにはいかないでしょう。
購入したのは以上の2冊。1ヶ月もご無沙汰している割には、買いたい本は少なかったです。
さて、話はがらりと変わって――
映画『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』を観ました。
ちょっと前、『吸血巨大ヒル襲来!』という映画を観たんですね。タイトル通り、巨大なヒルが人を襲う映画です。2008年――つまり2年前の映画なんですが、ストーリーは古めかしく、出てくる巨大ヒルは「私、ゴムでございます」(笑)。とてもじゃないですけど、最近の映画とは思えません。
調べてみたところ、1959年に作られた『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』のリメイクと判明しました。約50年の歳月を経たリメイク! 元の作品がどんなだったのか、興味が湧いてしまったというわけです。
『吸血巨大ヒル襲来!』は『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』のシナリオをほぼ忠実に踏襲したものでした。『吸血巨大ヒル襲来!』では古めかしく感じたストーリーも、『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』では納得。何しろ51年前の映画なんですからね。着ぐるみ然とした巨大ヒルも、これまた納得。モノクロ作品ということもありますが、「私、ゴムでございます」ヒルよりもいい感じです。
半世紀も前の映画をリメイクするなら、少なくとも映像技術面では大きなプラス要素がなければ駄目と思います。その点、『吸血巨大ヒル襲来!』は失格ですね。はっきり言って、『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』のほうがずっと面白かったです。
何年か前、やはり巨大なヒルが人を襲う『ザ・ヒル』という映画を観ました。2002年の作品なんですが、「私、ゴムでございます。糸で引っぱられています」(笑)。
現在の特撮技術であれば、もっとリアルなヒル映画を作れると思うんですが……。
2010-12-04 17:37
コメント(5)
ヒルといえば、私も昨日、『きょうも上天気 SF短編傑作選』を買って
ロバート・シェクリィの「ヒル」だけ読みました。
シェクリィの作品って再読ができない(結末を知っていると読む気にならない)
ものが多いですが「ヒル」を読むのは3回目ぐらいですが面白いでした。
同じくAmazonから「サウンド・オブ・ミュージック」45周年記念DVDが
届き、深夜まで観ていましたが、主題歌は
♪The hills alive with the soumd of music …ではじまります。
おお、ここにもヒルが! 違うか…。
by 山本孝一 (2010-12-04 20:57)
あ、山本さんも『きょうも上天気』を買われましたか。いやまあ、当然でしょうか。
私もシェクリイの「ひる」、大好きです。昔懐かし『ウルトラQ』のエピソード「バルンガ」の元ネタとされているんですよね。私は「バルンガ」のほうが先でしたので、「ひる」を初めて読んだとき、不思議な既読感がありました。
>おお、ここにもヒルが! 違うか…。
違います(笑)。
最近、漫才コンビ「ものいい」の姿を見ることがなくて淋しいです。好きだったんですよ。>「違うか」
by 高井 信 (2010-12-04 22:43)
いつもお世話になります、猫又です。
本日始めて伺いました。
シェクリイの「ひる」ですが、昔少年マガジンに宇宙から来た魚のエイが攻撃されて巨大化して行く話(小説)がありました。
タイトルが思い出せないですが、多分翻案だと思います。
「吸血怪獣ヒルゴンの猛襲」は、69年ごろ東京12chの「怪奇劇場」で放映(タイトルそのまま)されたのですが、名古屋ではこの作品放映されず気になっていたものです。
巨大な蛭が登場する映画はもう一本あった憶えがありますが、タイトルが出てきません。
ここで、連絡ですみませんが 「クォータマス2」出てきました、ついでに「原子人間」のテープもありました(2本持っていたのを忘れていました)のでよろしく。
猫又
by 猫又 (2010-12-10 09:29)
猫又さん、ようこそ。いつもお世話になっています。古書店の店主にコメントをいただくのは初めてです。
おっと。猫又さんは名古屋の古本屋「猫又文庫」の店主です。本ブログへの参加は本名を、とお願いしていますが、作家のペンネーム同様、屋号ももちろん可です。というか、本名を名乗られると、却って戸惑います(笑)。
宇宙エイの話、面白そうですね。そんな話、どっかで読んだような気もしますが、う~~~~ん、思い出せません。機会があれば、読んでみたいものです。
>巨大な蛭が登場する映画はもう一本あった憶えがありますが、
>タイトルが出てきません。
これも気になります。思い出されたら、教えてください。
クォータマス教授シリーズの発掘、ありがとうございます。楽しみにしています。……が、こういう個人的な連絡はメールでお願いしますね。
by 高井 信 (2010-12-10 10:40)
>昔少年マガジンに宇宙から来た魚のエイが攻撃されて巨大化
>して行く話(小説)がありました。
そんなムチャクチャな話が連載されていたのですか。
少年サンデーには、小松崎茂さん(だったと思う)の絵物語で
巨大なクラゲのような宇宙生物が地球を襲う話がありましたが。
パランという名前だったか。
東宝で映画化しないかなぁと思っていたのですが、あんな半透明で
ふにゃふにゃした怪獣って操演がたいへんなので無理でしょうね。
by 山本孝一 (2010-12-11 21:55)