SSブログ

映画『エコーズ』

エコーズ.jpg『ヒー・イズ・レジェンド』効果と言えばいいのでしょうか、ここのところリチャード・マシスン原作の映画を立て続けに観ています。
『ある日どこかで』、 『奇蹟の輝き』に続いて、『エコーズ』を観ました。マシスンの長編『渦まく谺』の映画化です。前の2作は原作を読んでいませんが、こちらは読んでいます。――とはいえ、読んだのは遥か昔でして、内容はうろ覚え。まあまあ面白かったな、という印象しか残っていません。
渦まく谺.jpg 結論を言ってしまうと、映画もまあまあでした。最近観た3作では、『ある日どこかで』が最も面白くて、『奇蹟の輝き』と『エコーズ』は横一線でしょうか。
 で、無性に気になってきたのは、『縮みゆく人間』の映画版です。原作は面白かったけれど、映画は観たことがなく……。
 私のなかで、マシスンの既読長編で好きなのは、群を抜いて『吸血鬼』(=『地球最後の男』=『アイ・アム・レジェンド』)ですが、それに続くのは『縮みゆく人間』なんです。ほんと、とことんB級SFが好きなんですね。
『吸血鬼』の映画化『地球最後の男 オメガマン』はメチャ面白かったですが、『縮みゆく人間』は……?
縮みゆく人間.jpg 観たいよ観たいよ、映画『縮みゆく人間』!

 久しぶりに原作本を手に取ってみました。
 ハヤカワ・ファンタジー版『渦まく谺』、ハヤカワSFシリーズ版『縮みゆく人間』――どちらも作者名はリチャード・マティスンとなっています。この表記で邦訳出版された本ばかり読んできた人間としては、マシスンという表記にはどうにも違和感があります。この呪縛からは一生抜けられないでしょうね。
コメント(4) 

コメント 4

山本孝一

私はリチャード・マティスンの短編が好きなので何冊か読みましたが、
長編は一冊もよんでいません。
映画『縮みゆく人間』は予告編だけは見ました。モーターボートで霧の
ような白いもやに突っ込んでいく場面とか、蜘蛛と闘うところとか。
ハヤカワSFシリーズの『渦まく谺』、懐かしいタイトルですねぇ。
『宇宙病地帯』とか『宇宙人フライデイ』『宇宙の妖怪たち』『拠点』なんて
当時のハヤカワSFシリーズの書名を思い浮かべるだけでもワクワクします。
私もマシスンには違和感があります。
やはりマティスンです。
それと名の表記ですがはやっぱりヴォートではなく、ヴァン・ヴォクトでなくては。
by 山本孝一 (2010-05-05 10:12) 

高井 信

>私はリチャード・マティスンの短編が好きなので何冊か読みましたが、
>長編は一冊もよんでいません。
 あら、それはもったいない。『アイ・アム・レジェンド』だけでも、ぜひ。そこらじゅうのブックオフで105円(笑)。
>映画『縮みゆく人間』は予告編だけは見ました。モーターボートで霧の
>ような白いもやに突っ込んでいく場面とか、蜘蛛と闘うところとか。
 うわあ、面白そうですね。ますます観たくなります。
 ふと、昔「沈みゆく人間」という短編を書いたことを思い出しました(「奇想天外」1980年5月号掲載。単行本未収録)。完全に『縮みゆく人間』をパクったタイトルですね。
>私もマシスンには違和感があります。
>やはりマティスンです。
 古くからのSFファンは皆そうではないでしょうか。
>それと名の表記ですがはやっぱりヴォートではなく、ヴァン・ヴォクトで
>なくては。
 私はヴォークトかな。おもに創元推理文庫を読んでいましたので。
 ついでに書くと、アジモフも受け入れられません。
by 高井 信 (2010-05-05 10:42) 

雫石鉄也

私も、マティスン、アシモフ、ヴァン・ヴォクトですね。
by 雫石鉄也 (2010-05-05 20:25) 

高井 信

 やっぱりそうですよね。>雫石さん
 ヴォークトかヴォクトか。これは世代が関係しているような……。雫石さんと山本さんはたぶん同世代で、私は少し下ですから。
by 高井 信 (2010-05-06 05:56) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。