『ショートショートショート』
毎度で恐縮ですが、ブログ「奇妙な世界の片隅で」を読みに行ったら、文字のないSFについて書かれていまして……。
すぐに頭に浮かんだのは石森章太郎『章太郎のファンタジーワールド ジュン』でした。ほとんど文字はなく、絵だけで描かれたマンガです。
私が最初に読んだのは小学館文庫版(82)でした。面白かったのですが、絵の小ささに不満が残り、朝日ソノラマ版(75)を買いました。こちらは大判のハードカバーで、文庫本とどれくらいサイズが違うかと言うと……。この記事はすべての書影を同じ縮小率でアップしますので、画像を見てください。
久しぶりに本を手に取り、「うん、これはマンガのショートショートと言えば言えるなあ」なんて思っていたところ、ふと1冊の同人誌を思い出しました。――『ショートショートショート』石森章太郎ファンクラブ(72)です。
何年前か忘れましたが、馴染みの古本屋に行ったら店主が、
「こんな本があるけど、いります?」
と、ぺらぺらの同人誌を見せてくれました。
中身を見ますと、石森章太郎のヒトコママンガ集です。ヒトコママンガもショートショートの資料として、目につくと買うようにしていますし、『ショートショートショート』なんてタイトルですと、欲しい度が倍化します。とはいえ、あんまり高かったら……。
「おいくらですか?」
「100円でいいですよ」
「買います!」
とまあ、こんな感じで入手したのでした。古本屋の店主と仲良くしていると、たまにこういうことがあります。ありがたいですねえ。
とても面白いヒトコママンガ集でして、充分に満足。当然のことながら、「これ、単行本に収録されているのかな」と思ったものの、「まあ、必要になったら調べよう」と、そのまま放置してしまいました。
いけないなと反省し、今回、簡単にネット検索してみました。この同人誌以外の情報はまるっきりヒットしないところを見ると、どうやら単行本には収録されていないようです。もちろん、ネットの世界に存在しないからと言って、それが存在しないと決めつけるわけにはいかないことは承知していますが……。ネット検索以外に調査の方法も思いつかず、早くも調査は頓挫しました(苦笑)。
ちなみに、ネット検索では、マンガ誌「少年/少女SFマンガ競作大全集 PART7」東京三世社(80)に掲載されている石森章太郎「ショート・ショート・ショート」はヒットしました。当該号を見ましたら、小説と言っていいのかすらわからない、小咄に近いような、そうでもないような短いショートショートが3編掲載。同人誌『ショートショートショート』に収録されているヒトコママンガとは明らかに別物です。
「少年/少女SFマンガ競作大全集」は2度、マンガのショートショート特集を組んでいます。――PART7(1980年盛夏の号)とPART21(1983年9月号。誌名がマイナーチェンジされ、「SFマンガ競作大全集」)。
また、発行元である東京三世社は1989年に『ファンキーパーティ』なるマンガのショートショート・アンソロジーも発行しています。マンガのショートショートを考える際、重要な3冊でしょうね。
石森章太郎と言えば、『7P』奇想天外コミックス(78)は面白かったですね。古今東西のSF作家に向けたオマージュ作品群です。タイトルの通り、すべてが7ページで、計16編。
表題作以外にも短編マンガが収録されていますが、総じて短いですし、内容的に見ても、この『7P』はマンガのショートショート集と言えるでしょうね。
こういう作品集はほかにもあるのかしらん。気になるところです。
あ、なんだか連想ゲームみたいになってきました(苦笑)。
マンガのショートショートに関しては、ほとんど手つかず状態でして……。まあ、ぼちぼちと調査を進めていきたいと思っています。
要領を得ない記事になってしまいました。すみません。
すぐに頭に浮かんだのは石森章太郎『章太郎のファンタジーワールド ジュン』でした。ほとんど文字はなく、絵だけで描かれたマンガです。
私が最初に読んだのは小学館文庫版(82)でした。面白かったのですが、絵の小ささに不満が残り、朝日ソノラマ版(75)を買いました。こちらは大判のハードカバーで、文庫本とどれくらいサイズが違うかと言うと……。この記事はすべての書影を同じ縮小率でアップしますので、画像を見てください。
久しぶりに本を手に取り、「うん、これはマンガのショートショートと言えば言えるなあ」なんて思っていたところ、ふと1冊の同人誌を思い出しました。――『ショートショートショート』石森章太郎ファンクラブ(72)です。
何年前か忘れましたが、馴染みの古本屋に行ったら店主が、
「こんな本があるけど、いります?」
と、ぺらぺらの同人誌を見せてくれました。
中身を見ますと、石森章太郎のヒトコママンガ集です。ヒトコママンガもショートショートの資料として、目につくと買うようにしていますし、『ショートショートショート』なんてタイトルですと、欲しい度が倍化します。とはいえ、あんまり高かったら……。
「おいくらですか?」
「100円でいいですよ」
「買います!」
とまあ、こんな感じで入手したのでした。古本屋の店主と仲良くしていると、たまにこういうことがあります。ありがたいですねえ。
とても面白いヒトコママンガ集でして、充分に満足。当然のことながら、「これ、単行本に収録されているのかな」と思ったものの、「まあ、必要になったら調べよう」と、そのまま放置してしまいました。
いけないなと反省し、今回、簡単にネット検索してみました。この同人誌以外の情報はまるっきりヒットしないところを見ると、どうやら単行本には収録されていないようです。もちろん、ネットの世界に存在しないからと言って、それが存在しないと決めつけるわけにはいかないことは承知していますが……。ネット検索以外に調査の方法も思いつかず、早くも調査は頓挫しました(苦笑)。
ちなみに、ネット検索では、マンガ誌「少年/少女SFマンガ競作大全集 PART7」東京三世社(80)に掲載されている石森章太郎「ショート・ショート・ショート」はヒットしました。当該号を見ましたら、小説と言っていいのかすらわからない、小咄に近いような、そうでもないような短いショートショートが3編掲載。同人誌『ショートショートショート』に収録されているヒトコママンガとは明らかに別物です。
「少年/少女SFマンガ競作大全集」は2度、マンガのショートショート特集を組んでいます。――PART7(1980年盛夏の号)とPART21(1983年9月号。誌名がマイナーチェンジされ、「SFマンガ競作大全集」)。
また、発行元である東京三世社は1989年に『ファンキーパーティ』なるマンガのショートショート・アンソロジーも発行しています。マンガのショートショートを考える際、重要な3冊でしょうね。
石森章太郎と言えば、『7P』奇想天外コミックス(78)は面白かったですね。古今東西のSF作家に向けたオマージュ作品群です。タイトルの通り、すべてが7ページで、計16編。
表題作以外にも短編マンガが収録されていますが、総じて短いですし、内容的に見ても、この『7P』はマンガのショートショート集と言えるでしょうね。
こういう作品集はほかにもあるのかしらん。気になるところです。
あ、なんだか連想ゲームみたいになってきました(苦笑)。
マンガのショートショートに関しては、ほとんど手つかず状態でして……。まあ、ぼちぼちと調査を進めていきたいと思っています。
要領を得ない記事になってしまいました。すみません。
2010-04-28 07:39
コメント(0)
コメント 0