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『ブラック・ジャック』

 オリジナル・ビデオ『ブラック・ジャック』全3作を観ました。ご存じ、手塚治虫の代表作『ブラック・ジャック』の実写版です。
 私の『ブラック・ジャック』体験は基本的に「少年チャンピオン」連載時のマンガです。『ブラック・ジャック』=短編のイメージが強かったのですが、ビデオ=長編の『ブラック・ジャック』にはストーリー性が大きく加わり、プラス・アルファの面白さがありました。
 第1作はブラック・ジャックの紹介編、第2作はピノコの魅力爆発、第3作ではブラック・ジャック自身が死の危機に陥り、自分で手術しちゃいます。それぞれ違った魅力があり、どれも楽しく観ることができました。
ブラック・ジャック.jpg ブラック・ジャック2.jpg ブラック・ジャック3.jpg
『ブラック・ジャック』と言えば忘れられないのは、筒井康隆編『日本SFベスト集成(全6冊)』トクマノベルス(75~76)――筒井康隆が選ぶ日本SFの年間傑作選です。
 このアンソロジーにはマンガも収録されていました。こういったアンソロジーには小説しか掲載されていないものだと思い込んでいた私には新鮮であり、かつ驚きでした。(ついでに書いておくと、雑誌のアマチュア投稿作品まで掲載されていました。これまた驚き)。
 その75年版に『ブラック・ジャック』の2エピソードが収録されていたのです。「地下壕にて」と「おばあちゃん」――多くのエピソードから選ばれたものだけに、さすがに傑作でしたね。
 そうか~。これもSFなんだ~。
 目から鱗が落ちました! 以来、『ブラック・ジャック』を読むときの視点が変わったのでした。
 改めて『日本SFベスト集成』の目次を眺めてみると……。
 なんと贅沢なアンソロジーなのでしょう。タイトルを見るだけでその内容が脳裡に甦る傑作ばかりです。この6冊を補完するスタンスで編まれた横田順彌編『戦後初期 日本SFベスト集成(全2冊)』トクマノベルス(78)も含めて、こういうアンソロジーをリアルタイムで手に取ることができた青春時代……。
 本当に幸せな読書体験をさせてもらったと思います。
'75日本SFベスト集成.jpg 日本SFベスト集成.jpg
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