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『NODA COLLECTION』

HSFL118.jpg 石原藤夫さんが主宰されている〈ハードSF研究所〉の公報「Hard SF Laboratory」VOL.118(10)が届きました。
 いつもありがとうございます。>石原さん
 毎号楽しく拝読させていただいていますが、今回また、嬉しい企画がスタートしました。その昔に野田昌宏さんが出していた「SFイラスト・ライブラリー」の紹介です。
「Hard SF Laboratory」から抜粋しますと――

 今から41年前、1968年の暮れのこと、野田昌宏大元帥が、アメリカ古典SF雑誌の表紙絵や本文中のイラストを、ファンにお分けするというパンフレットをお出しになりました。―中略―
 表紙はカラースライド、イラストはモノクロの印画紙(後にオフセット印刷)です。―中略―
 これは「SFイラスト・ライブラリー」と名付けられ、同人誌に近い形で解説が付き、たぶん第六号まで出ました。

 1968年といいますと、私は11歳。まだSFにも目覚めておらず……。
SF英雄群像.jpg SFの魅力を知るのは、その1年後くらいだったでしょうか。特に中学生のころはアメリカの古典SF――なかでもスペース・オペラと呼ばれるジャンルの作品に夢中でした。右の書影は、当時の私の座右の書――野田昌宏『SF英雄群像』早川書房(69)です。まさに名著と思います。もちろん、この本だけではなくて、野田さんの著作は何でも、むさぼるように読みました。
 当然、アメリカ古典SF雑誌(いわゆるパルプ雑誌)にも興味を持っていました。何とも言えない魅力があるんですよね。>パルプ雑誌
 今回、「Hard SF Laboratory」を読んでいて、10年ほど前に入手したCD-ROMを思い出しました。
 野田昌宏・責任編集『NODA COLLECTION パルプSFマガジンの世界 篇』です。1999年の発行で、制作はスタジオ・エフェックス、Octopus Trap、松川商会。
「ごあいさつ」には、以下のように書かれています。

NODA COLLECTION.jpg 野田昌宏です。まだ「SF」という言葉もないころからアメリカで出版された、血沸き肉躍る宇宙活劇読みもののオリジナルを金もないのにしこしこ集めました。このコレクションのほんの一部をデジタルに変換し、皆様に公開することが今回かないました。
 SFは絵です。温故知新。このコレクションが新しいSFシーンを触発できれば幸いです。

 要するに、パルプ雑誌の表紙画像を収めたCD-ROMなんです。全27種のパルプ雑誌の表紙が、どーっさり。
「Hard SF Laboratory」に触発されて、久しぶりにCD-ROMをパソコンにセットしました。画像を眺め、タイムスリップをした気分を味わっております。
> SFは絵です。温故知新。
 う~~~む、納得。
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