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ゾンビ映画

 お盆。先祖を供養する。ご先祖様の霊が帰ってくる。死者が蘇る。生きている死体。ゾンビ。
 こんな連想をしたわけではありませんが、なぜか無性にゾンビ映画が観たくなり、レンタルショップに足を運びました。
 借りたのは『ゾンビ・ホスピタル』と『ゾンビ2009』――どちらも予備知識ゼロです。
『ゾンビ・ホスピタル』は期待を上回る傑作でした。正確に言うと、出てくるのはゾンビではありません。精神病治療薬の副作用によって、血を見ると凶暴化し人肉を食らうようになった患者たちです。
 その薬を開発した医師が、まさにマッド・サイエンティストでして、大好きな映画『死霊のしたたり』シリーズのヒル医師(主人公ハーバート・ウエストの仇役)を思い出しました。こういうキャラクター、好きですねえ。思い切り楽しく観ることができました。
『ゾンビ2009』は期待とは全く違った意味で楽しめた怪作でした。物語の展開に奇妙な既視感があり、どこかで観たような気がするなあと思いながら観ていて、最後のシーンで、「あ、『エイリアン2』だ~」と閃きました。
 そうなんですよ。エイリアンとゾンビの違いこそあれ、ストーリーは『エイリアン2』と酷似しているのですね。ここまでやって、いいんでしょうか。
 映画の出来自体は凡作と言わざるを得ないんですが、『エイリアン』シリーズの大ファンとしては、観ておいてよかったと思う1本でした。

 6月18日の記事『ナゴム・ホラーライフ』にも書いたように、ホラー映画が大好きです。とりわけゾンビ映画には目がありません。古くはジョージ・ロメロの三部作、ルチオ・フルチの『サンゲリア』など、何度も観ました。『バタリアン』シリーズも好きでしたねえ。ほかにも傑作・怪作・凡作……もしかすると100本以上観ているかもしれません。比較的新しいところでは『デッド・フライト』が強く印象に残っています。これはもう、私のなかではゾンビ映画の殿堂入りです。
 ゾンビ映画について語り始めると止まりませんが、そういうブログではありませんので、これくらいで。
コメント(1) 

コメント 1

高井 信

 引き続き、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』『デイ・オブ・ザ・デッド』を観ました。どちらも水準以上の出来で、楽しく鑑賞することができました。特に後者は私好みですねえ。
 ゾンビ映画、お腹いっぱいです。
by 高井 信 (2009-08-19 05:49) 

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